村では、令和4年度から生活圏の屋外でのインターネット通信を無料で利用できる「公共インフラWi-Fi」の整備を進めてきました。その普及にあたって、Wi-Fiについて基礎から利活用も含めて隔月での連載を行っています。
前回掲載記事をお読みになられた読者の方から、村で暮らす親御さんのことを見守りたいとご相談を頂きました。
常時の見守りカメラは親御さんも抵抗があるかもとのお話でしたので、転倒検知を行えるミリ波センサーや温湿度センサー、ドア開閉センサーなどを組み合わせた形で異常を検知した場合には、カメラで映像を確認するような形を提案させて頂き、12月中旬より検証を開始しました。(※公共インフラWi-Fiの活用事例を創出するための、実証事業として実施しています)
今回の見守りでは、センサー類は専門のサービス(業務用)ではなく、市販されている民生品を用いて行っています。過去に同様の実証を実施した経過はありますが、そこから数年で技術も進歩し、民生品レベルでも転倒検知が実現できるようになりました。
遠方に暮らすご家族は、スマートフォンに専用のアプリをインストールすることで、昭和村お住いの親御さんの暮らしぶりがわかるようになります。今回は、多めにセンサーを設置して様々な検知の可能性を検討することとしていますが、一定の成果があがれば、必要最低限のセンサーで見守りを実現することが可能となるかもしれません。
年度末を一旦の区切りとして検証を行いますので、その成果は改めてご紹介させていただきます。
(番外編) 停電のお話
2024年は、いつもに比べて停電が多い1年となりました。公共インフラWi-Fiは停電時もUPS(無停電電源装置)を搭載しているので一定時間(搭載している設備の状況により変動)は稼働が可能です。
停電時に、役場へご連絡を頂くことがございますが、役場も東北電力から情報を得て皆様にお伝えしている状況ですので、その点ご理解ください。東北電力では、停電情報や復旧情報などを通知するアプリを配信していますので、ぜひ、そちらの活用もご検討ください。
※詳しくは本紙をご覧ください。
お問い合わせ:総務課 企画創生係
【電話】0241-42-7717
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