地域防災マネージャーの防災いろいろ

11／56

～「火気」について～
地域防災マネージャー　小斎(こさい)広志(ひろし)

暦も師走です。何かと忙しい季節を迎えましたが、皆さん冬を迎える準備は終わりましたか?冬と言えば暖房、とりわけ灯油を燃やすストーブなどは非常に暖かく、心が和らぎますね。私も好きです。ストーブなどは正しい使い方をして火事を起こさないように気をつけ、安全な冬を過ごしましょう。
まず、ストーブの周りに燃えやすいものを置かないように気をつけましょう。昔はストーブの上で洗濯物を乾かしていましたが、いまだに皆さんやってはいませんか?衣類には燃えやすい物も多く、火は一度ついたらなかなか消えないものです。他の可燃物についても十分に気をつけましょう。
次に、換気を十分するようにしましょう。換気が不十分な場合、灯油ストーブなどは不完全燃焼により一酸化炭素を出します。一酸化炭素は無色透明で無味無臭の気体です。気づきにくく、空気とほぼ同じ重さで部屋中に広がります。暖かさに心地よくなり眠ってしまうと、いとも簡単に最悪の事態になってしまうこともあります。
燃焼を伴う暖房機材を使用する場合は可燃物を遠ざけ、定期的に十分な換気をしてください。ちなみに、昨今は一酸化炭素警報機もあります。
暖かいストーブですが正しい使い方をしないと非常に危険です。正しい使い方をして暖かい冬を過ごしてください。