〔本活のススメ〕本宮の書斎から

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■今月の一冊
『世界でいちばん優しいロボット』
著者　岩貞るみこ　出版　講談社
SDGsとは国連の総会できめられた2030年までに目指す持続可能な開発目標です。
本書には、三人の生き方、仕事を紹介していますが、それぞれの立場でみんなのために行動した結果、SDGsの目標にかなった生き方をしています。
本書のタイトルにもなっているロボット開発をした吉藤さんは、自分が幼い時に経験した孤独を解消するためのロボット開発を行います。その中でロボットと人ではなく、人と人との絆がとても重要であり、ロボットはそれをつなぐ役割になる存在だと気づきます。難病を患う友人を得て彼がロボット開発に挑む姿から、人と人とが持続可能な社会で豊かに生きる希望が見えてきます。

■おすすめ新着本
『名列車透視図鑑』松島　浩一郎
『北里柴三郎』茨城　保
『かえりみち』ブリッタ・テッケントラップ
『紅の魔女』小森香折
『ショートブレッドのすべて』吉澤るり子
『京都季節を楽しむ暮らしごと　365日』smile editors
『精神科医Tomyの心が凹んだときに読むクスリ』精神科医　Tomy

■公共図書館の現場から
『せかいいちおいしいスープ』/マーシャ・ブラウン
小学校での読み聞かせに本書を紹介しました。
戦が終わり、兵隊たちが立ち寄った村で食べものを分けてほしいと頼みますが、村の人たちは食べものを分けてくれません。そこで、兵隊たちは「石で世界一おいしいスープを作る」と言い出します。すると村人たちは「石でスープができるなら見ておかなきゃ損だ」と集まってきました。兵隊たちは最後には本当に世界一おいしいスープを作るのですが、いったいどうやって作るのでしょうか?
本を読んだ後、子どもたちからは「おいしいスープができてよかった」などの声が上がりました。
〔大原美咲さん/公共図書館司書〕

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どちらの窓口からも借りることができます。
利用時間：(火)～(土)9：30～20：00(日)・(祝)9：30～17：00
休館日：5月1日(月)、8日(月)、15日(月)、22日(月)、29日(月)
※上記以外の休館日や開館時間が変更となる場合もあります。ホームページや電話でご確認の上、ご来館ください。