■元気が続く、もとみやをつくる!
本宮市議会議長 橋本善寿氏
本宮市長 高松義行
福島県議会議員 佐藤政隆氏
あけましておめでとうございます。
本年も市民の皆さんにとって健やかで心豊かな一年になりますようお祈り申し上げます。
コロナ禍からの制限緩和、続く物価高騰に全国的な自然災害と激動の2023年、市では自粛から活動へと移行しつつ、イベントなどが盛大に開催されるなど、市民の皆さんのたくさんの笑顔にふれることができました。
新年を迎え、「これまでのもとみや」、「これからのもとみや」について高松市長、佐藤県議、橋本議長の3人の方々にお集まりいただきお話を伺いました。
■新春対談「元気が続く もとみやをつくる!」
▼2023年、どのような一年でしたか?
市長:あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
2023年は市長選挙、県議会選挙、市議会選挙と4年に一度の節目の年でした。選挙を通じて、今後の課題、今まで成し得てきたことが見えてきた年でもありました。県と市議会とのパイプを大切に、今後進むべき方向を考え、「へそのまちもとみや」から元気を発信していく準備ができたと思います。
県議:昨年は、県議として節目の年でした。11月2日には無投票当選で5期目を担うことになり、責任の重さを感じています。さらに県議会副議長として全県を回り、いろいろと課題が見えた年でもありました。震災から13年、復興予算が浜通りに重点的に配分されてきたために、中通り・会津地方に活力がないのではと思っています。底上げが必要であり、大変重要なことだと思います。特に本宮は県央都市としてのポテンシャルを生かした発信をしていかなければと思っています。
議長:昨年の大きな出来事としては、市議会選挙があり、新人議員も加わり新たな体制となりました。私自身も議長という大役を担うこととなり、その責務をしっかりと受け止めて、「本宮に住んでよかった」と言ってもらえるよう、市議会としてもどうすべきか十分に考えていかなければいけないと感じています。
県議:また、昨年の大きな出来事といえば、8月24日にALPS処理水の海洋放出が行われたこと。県においても新たなステップとなりました。もちろん安全・安心は大変大事なことです。一歩踏み出したことで、県民の皆さんの意識も変化してきていると思います。本宮市への影響については、これからだと考えています。
市長:ALPS処理水の海洋放出については、国としても一つの大きな決断だったと思います。賛否はありますが、いつかはやらなければいけない問題です。そんな中で、常磐物の応援や、本宮市にとっては英国との交流が風評払拭に大きな力となっています。令和4年にベルギーで行われたG7でボリス・ジョンソン元首相と岸田総理大臣の会談によって、輸入規制が全面撤廃され、輸入解禁となったことと、会談の中で本宮産のかりんとうが登場したこと、これらは本当にうれしい出来事でした。
議長:昨年末の12月補正予算では多くの予算が組まれ、市の事業も活発に行われていると感じます。また、昨年のふるさと納税については多くの寄付が寄せられましたね。
市長:昨年はふるさと納税が大変好調でした。市民の皆さんとの対話や要望の中で、使い道をしっかりと考えていきたいと思います。補正予算は、切れ目のない事業を行っていくためですが、財政健全化が一番の公約ですので、そこはしっかりと抑えていきたいと思っています。
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