〔本活のススメ〕本宮の書斎から

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■今月の一冊
『みんなのなつかしい一冊』
著者　池澤　夏樹
出版　毎日新聞出版
本書は毎日新聞で連載されているコラムをまとめた内容となっており、「わたしを知る・あなたに出会う・みんなと生きる」の三つの異なる視点で構成されています。それぞれの分野で活躍されている作家や芸人、俳優など、総勢50人のエピソードがつづられています。ある日、偶然立ち寄った書店で出会った本、家の本棚で目にとまった本、家族や友人、先生に薦められた本など、私たちの日常生活の中で本に出会う瞬間はたくさんあり、人によって異なります。その時出会って読んだ本が、考えや価値観、そしてその後の人生において大きな影響を与えて、忘れられない一冊となることがあります。皆さんもぜひ、自分だけの「なつかしい一冊」を見つけてみませんか。

■おすすめ新着本
『ぼくは本のお医者さん』深山　さくら
『すきなものがちがうけど』リンダ・アシュマン
『わたしはスペクトラム』リビー・スコット　ほか
『スネークダンス』佐藤　まどか
『君たち文系はどう生きるか』荒巻　健二
『バッタを倒すぜアフリカで』前野　ウルド　浩太郎
『図書館は生きている』パク・キスク

■学校図書館の現場から
『しらすどん』/最勝寺　朋子
お母さんと一緒にしらす丼を食べていたりょうくんは、ごちそうさまと席を立つと、どこからか声が聞こえてきました。りょうくんを呼んでいた声の正体はどんぶりの中に1匹だけ残されていたしらすでした。そして、りょうくんはどんぶりに吸い込まれ、しらすとなって、壮大な旅にでかけます。図書館で行ったワークショップの中で本書を紹介した際、命について考えさせられたとても印象的な絵本となりました。
〔栁沼　彩さん/図書館司書〕

しらさわ夢図書館【電話】44-2112
中央公民館図書室【電話】24-1932
どちらの窓口からも借りることができます。
利用時間：
(火)～(土)9：30～20：00
(日)・(祝)9：30～17：00
休館日：10月7日(月)、15日(火)、21日(月)、28日(月)
※休館日や開館時間が変更になる場合もあります。ホームページや電話でご確認の上、ご来館ください。