~避難の再考について~
地域防災マネージャー 小斎(こさい)広志(ひろし)
石川県で起きた9月の大雨による被害については記憶に新しいことと思います。この大雨においては多くの人的被害があり、ご冥福をお祈りするばかりです。
皆さん、今一度災害からの避難について真剣に考えてみませんか?
大雨による水害・土砂災害に関しては急に起きるわけではなく、兆候なども含め逃げるタイミングが他の災害に比べて多くあります。しかし、一旦これを逃してしまった場合は最悪の事態になることが容易に予想できます。
そこで重要になるのは、情報収集・計画です。
雨雲の動きについては気象レーダーなどの発達によりある程度の時間においては予想がつくようになりました。川の水位もアプリやインターネット、テレビのデータ放送で確かめることができる世の中になっています。
逃げることへの迷いは減らすことができます。「ここまで来たら必ず逃げる」、非常持出しはココ!連絡手段はコレ!と決めておき、そのために計画を作って家族と共有しましょう。「逃げられる内に逃げる」ためには日頃の準備が必要と言うことを覚えておきましょう。
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