■今月の一冊
『捨てる脳』
著者 加藤 俊徳
出版 自由国民社
片付けたくても、家に物があふれている、捨てたいのに捨てられない、家族が物を捨ててくれないと困っている方もいるのではないでしょうか?
本書は、物や情報を楽に捨てるにはどうしたらよいかということを脳科学の視点から解説しています。著者によると、脳はもともと集めるようにできていて、正反対の捨てることをするには、多大な労力が必要になるそうです。巻頭に、「捨てられない脳」チェックリストがあり、タイプ別に「捨てる脳」に変えられる方法を知ることができます。さらに、さまざまな事例が載っているので、具体的な捨てる方法を学ぶことができます。「捨てる脳」になるということは、「大事なものを残す脳」になることでもあるのです。
本書を読んで、家の中も気持ちもスッキリさせて新しい年を迎えましょう。
■おすすめ新着本
『夏のサンタクロース』アンニ・スヴァン
『雪の日にライオンを見に行く』志津 栄子
『ゆきのひの ぼりす』ディック・ブルーナ
『公爵夫人のふわふわケーキ』ヴァージニア・カール
『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』谷川 嘉浩
『明日も生きていこうと思える絵本101』赤木 かん子
『運をつかんで幸せになる強運習慣100』中園 ミホ
■公共図書館の現場から
『つきよのくじら』
戸田 和代 作 沢田 としき 絵
図書館では、市内の保育所や幼稚園に出張しておはなし会を開催しています。この本は幼稚園で読み聞かせをした絵本です。くじらの子どもが小さい頃にいなくなった父くじらを探しに旅に出ます。行く先々で、以前子くじらにそっくりなくじらを見たと言われ、子くじらは父に会いたいという思いをますますつのらせます。子どもたちは、お話と一緒にハラハラした顔をしていましたが、最後は安心した笑顔をみせてくれました。
〔渡辺 真理子さん/図書館司書〕
しらさわ夢図書館【電話】44-2112
中央公民館図書室【電話】24-1932
どちらの窓口からも借りることができます。
利用時間:(火)~(土)9:30~20:00(日)・(祝)9:30~17:00
休館日:12月2日(月)、9日(月)、16日(月)、23日(月)、28日(土)~1月4日(土)
※休館日や開館時間が変更になる場合もあります。ホームページや電話でご確認の上、ご来館ください。
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