■今月の一冊
『嫌な気持ちになったら、どうする?』
著者:中村 英代
出版:筑摩書房
だれしも生きていく上で、ネガティブ思考に陥ったという経験は少なからずあるでしょう。ネガティブ思考に陥ってしまったとき、その思いをそのまま人にぶつけたり、相談したりすると、ぶつけられた相手にもネガティブが伝染してしまうことがあります。そんな手強いネガティブ思考と上手に向き合うための考え方を、本書は教えてくれます。
具体的には、愚痴や小言ばかり言ってしまう、逆に言いたいことが言えないなどのネガティブを自分から切り離して対策を考える、という手法は今日から実践できそうです。今までの自分を振り返って別の視点から考えることで、新しい気づきが得られる内容となっています。
春から新しい環境で過ごす、または新たな気持ちで生活を始めたいと思っているみなさんへオススメの一冊です。
■おすすめ新着本
『給食が教えてくれたこと』松丸 奨
『私立探偵家学園3天頂図書館の亡霊』斉藤 倫
『宿場町の一日』いわた 慎二郎
『ピアノ』いせ ひでこ
『人生はチャンバラ劇』飯野 知好
『ウェルテルタウンでやすらかに』西尾 維新
『ウクライナ動乱ソ連解体から露ウ戦争まで』松里 公孝
■学校図書館の現場から
『こどものための防災教室身の守りかたがわかる本』/今泉マユ子
各小中学校の図書館では、防災関連の図書を取り揃えています。
本書には、基本的な防災の知識を場面ごとにまとめてあります。地震や災害がおこったときどうするか、その後の避難はどうしたらよいかなど、子どもたちが具体的にどのようにすればよいかが分かりやすく書いてあります。学校でも一度は授業で利用しますが、家庭で防災について話し合う機会にも役立つ一冊です。
〔安達 靖子さん/学校司書〕
しらさわ夢図書館【電話】44-2112
中央公民館図書室【電話】24-1932
どちらの窓口からも借りることができます。
利用時間:(火)~(土)9:30~20:00(日)・(祝)9:30~17:00
休館日:3月4日(月)、11日(月)、18日(月)、25日(月)
※上記以外の休館日や開館時間が変更となる場合もあります
ホームページや電話でご確認の上、ご来館ください
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