〔本活のススメ〕本宮の書斎から

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■今月の一冊
『犯罪心理学者は見た危ない子育て」
著者　出口保行
出版　SBクリエイティブ
著者は、長年、刑務所などで犯罪者の心理分析をしてきた犯罪心理学者です。本書は、犯罪者の育った家庭環境の事例とともに、子育てで気をつけるべきことについて書かれています。子育ての環境は「過保護型」、「高圧型」、「甘やかし型」、「無関心型」の4つのタイプがあり、どの家庭もいずれかのタイプに当てはまるということです。どのタイプでも、育て方が極端に偏ってしまうと、子どもは非行に走りやすくなり、どの家庭も偏りがあるが、子どもの反応を見て子育ての方向を修正できると説いています。
そのための対策や巻末にタイプ別のチェックリストがあるので自身の子育ての振り返りにも役立ちます。子育て中の保護者や子どもと関わる方、関心のある方におすすめの一冊です。

■おすすめ新着本
『ビアトリクス・ポター物語ピーターラビットと自然を守った人』キャティ・ウーリー
『ひとりあそびの教科書』宇野　常寛
『りすねえさんのさがしもの』大久保　雨咲
『心をひらいて、音をかんじて』テウ・オン・ホルワース
『ネットいじめの現在』原　清治
『どっちが正しい?幸せになるねこ暮らし』獣医にゃんとす
『しあわせの高齢者学「古稀式」という試み』樋口　恵子　ほか

■公共図書館の現場から
『ぴょーん』/まつおかたつひで
図書室や図書館では季節に合わせた本を展示しています。本書は、今の季節のおすすめの赤ちゃん・年少児向きの絵本です。ページをめくるたび、いろいろな生きものが「ぴょーん」という言葉に合わせて跳び上がります。この季節、小さい子どもさんが、読み聞かせをするお母さんのそばで、「ぴょーん」の声に合わせて跳ぶまねをする姿をよく見かけます。
〔渡辺　真理子さん/図書館司書〕

しらさわ夢図書館【電話】44-2112
中央公民館図書室【電話】24-1932
どちらの窓口からも借りることができます。
利用時間：(火)～(土)9：30～20：00(日)・(祝)9：30～17：00
休館日：6月3日(月)、10日(月)、17日(月)、24日(月)
※休館日や開館時間が変更になる場合もあります。ホームページや電話でご確認の上、ご来館ください。