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自治体の皆さまへ

〔本活のススメ〕本宮の書斎から

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福島県本宮市

■今月の一冊『カブトムシの謎をとく」
著者 小島渉
出版 筑摩書房
日本人にとってカブトムシほどメジャーな昆虫は他にないのではないでしょうか。しかし、その知名度の高さにも関わらず、カブトムシの研究者はほんのわずかです。カブトムシはこれまで十分に研究されてこなかったため、調べれば調べるほど新しい発見があります。図鑑に書かれていることも、きちんと調べると実は間違っていたということも珍しくありません。実は、カブトムシの天敵は何か?といった基本的な生態ですら、最近まで分かりませんでした。
本書は、長年カブトムシを研究してきた著者が、調査方法などをまとめたものです。著者は、研究とは自然を楽しむ究極の方法のひとつであり、その楽しさは、研究をしている本人しか味わうことができないと述べています。みなさんもこの夏休み、本書を読んで興味のある題材を探し、研究する楽しみを味わってみてはいかがでしょうか。

■おすすめ新着本
『日本の昆虫』今森 光彦
『列車にのった阿修羅さん』いどき えり
『消えたソンタクホテルの支配人』チョン・ミョンソプ
『おきにいりのしろいドレスをきてレストランにいきました』高畠 那生
『それでも食べて生きてゆく東京の台所』大平 一枝
『まちがえる脳』櫻井 芳雄
『化け者手本』蝉谷 めぐ実

■公共図書館の現場から
『もりのおふろ』西村 敏雄
森の奥にあるおふろには、たくさんの動物がやってきます。初めはライオンで、自分で体を洗い、足とおなかと顔も洗いました。次にゾウがやってきて、ライオンはゾウに背中を洗ってもらいました。この後も動物たちが次から次へとやってきて、みんなで輪になって「ごしごししゅっしゅ」と背中を洗い合います。この絵本が大のお気に入りの男の子が、何度も図書館にやってきて、「おふろ、おふろ、もりのおふろ」と言ってうれしそうに手に取って借りていく姿がほほ笑ましくて、私も思わず笑顔になりました。
〔斎藤美香さん/図書館司書〕

しらさわ夢図書館【電話】44-2112
中央公民館図書室【電話】24-1932
どちらの窓口からも借りることができます。
利用時間:(火)~(土)9:30~20:00(日)・(祝)9:30~17:00
休館日:7月1日(月)、8日(月)、16日(火)、22日(月)、29日(月)
※休館日や開館時間が変更になる場合もあります。ホームページや電話でご確認の上、ご来館ください。

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