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出水期の大雨災害に注意 ~線状降水帯について知りましょう~

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福島県本宮市

昨年は、台風13号の影響により、福島県で初の線状降水帯が観測され、浜通り地方で甚大な被害が発生しました。線状降水帯は、極めて危険な現象で災害発生のリスクが急激に上がります。これから本格的な台風シーズンを迎えるに当たり、線状降水帯について知っておきましょう。

■線状降水帯とは
台風などからの湿った空気や風の状況によって発生した積乱雲が列をなし、数時間にわたってほぼ同じ場所で強い雨を降らせる現象です。
現在は、線状降水帯が発生する恐れがある場合、半日程度前に県単位で線状降水帯予測情報が発表されますが、線状降水帯の予測は非常に難しく、予測情報が発表されていなくても発生する可能性があります。

■線状降水帯が発生すると
本紙下の図は、昨年9月にいわき市に甚大な被害をもたらした線状降水帯の図です。
〔アメダス1時間雨量:いわき市 山田〕

令和元年東日本台風災害時における本宮市の雨量ピークは、1時間雨量が26mm、3時間雨量が最大で70mm程度でした。
線状降水帯では、短時間にこれまで経験したことがないような大雨となる恐れがあります。

■短時間での大雨から身を守るために注意点と対策
線状降水帯やゲリラ豪雨などの短時間での大雨の場合、中小河川の急激な増水や道路などの冠水が発生します。また、大量の水が一気に土壌に浸透することにより、土砂災害のリスクも急激に高まります。

▼キキクル(危険度分布)を活用しましょう!
気象庁が公開しているキキクルは、洪水や土砂災害発生の危険を地図上で確認することができます。

▼防災マップを活用しましょう!
ハザードマップで身近な場所にどのような災害の危険があるかを日頃から確認しましょう。

短時間での豪雨は、災害発生のリスクを急激に上昇させます。急に避難しなければならない状況になることもありますので、日頃から災害への備えをお願いします。

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