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令和4年度決算から見る まちの財政事情(2)

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福島県柳津町

■1.一般会計
令和4年度における一般会計の決算は、歳入総額42億7,528万円、歳出総額41億1,131万円となりました。
歳入から歳出を差し引いた額は1億6,397万円で、そこから令和5年度へ繰越すべき財源4,430万円を差し引いた実質収支は1億1,967万円となりました。
なお、1億1,967万円のうち、1/2以上の額については、地方債の繰り上げ償還を予定しています。

○歳入
前年度比1億4,384万円、率にして3.3%の減となりました。
自主財源が全体の19.8%で、前年度比1,057万円、1.3%の増となりました。うち、町税については、個人町民税は前年度比865万円の増、法人町民税は前年度比334万円の減、町民税全体では前年度比531万円、4.9%の増となりました。固定資産税は前年度比194万円、0.7%の減で2億7,032万円となり、町税全体では前年度比515万円、1.2%の増となりました。
また、依存財源は全体の80.2%を占め、前年度比1億5,441万円、4.3%の減となりました。うち、地方交付税は、普通交付税が前年度比1,294万円、0.6%の減、特別交付税が前年度比2,545万円、17.0%の増となり、地方交付税全体で前年度比1,798万円、0.8%の増となりました。
依然として自主財源に乏しく、国・県に依存する割合が高い財政状況にあります。

○歳出
前年度比8,573万円、率にして2.0%の減となりました。
義務的経費が前年度比1億4,825万円、9.9%の減となり、歳出全体の32.7%を占めています。
投資的経費については、普通建設事業費で前年度比1億9,281万円、20.9%の減、災害復旧事業費で前年度比4,651万円、69.8%の減となり、投資的経費全体として前年度比2億3,932万円、24.2%の減となりました。
その他の経費では、前年度比3億184万円、17.6%の増となりました。

■2.特別会計
特別会計とは、町が特定の事業を行う場合に、一般会計と区分して整理する必要がある場合に条例で設置する会計です。町では10の特別会計を設けています。

■3.地方債の残高
一般会計においては、新規発行額が償還元金を下回ったことから、前年度比5,086万円減の40億8,490万円となりました。
特別会計においても、一般会計同様、新規発行額が償還元金を下回ったことから、前年度比1億893万円減の11億4,784万円となりました。

■4.基金の残高
一般会計においては、減債基金、森林環境譲与税基金等へ積み立てし、公共施設整備基金、雇用対策基金等を取り崩したため、前年度比2億2,428万円増の29億8,103万円となりました。
特別会計においては、国民健康保険給付費支払準備基金、農業集落排水整備基金、下水道整備基金等へ積み立てし、簡易水道基金を取り崩したため、前年度比407万円増の1億4,524万円となりました。
今後も安定した財政運営を維持するために基金の適切な積み立て及び取り崩しをすすめていきます。

▽令和4年度 特別会計の決算状況
単位:万円、%

▽基金残高の状況・地方債残高の推移(資料:地方財政状況調査)

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