令和5年度は、第6次柳津町振興計画の3年目であり、まちの将来像「みらい創生。ひと・ゆめ・れきしをつなぐまち」の実現に向け、計画の着実な推進と、持続可能な行財政運営の確立を目指し、各種事業を実施しました。
今月は昨年度、町のお金がどのように使われたのか概要をお知らせします。
■1.一般会計
令和5年度における一般会計の決算は、歳入総額42億9,885万円、歳出総額41億4,722万円となりました。
歳入から歳出を差し引いた額は1億5,163万円で、そこから令和6年度へ繰越すべき財源1,299万円を差し引いた実質収支は1億3,864万円となりました。
なお、1億3,864万円のうち、1/2以上の額については、地方債の繰り上げ償還を予定しています。
○歳入
前年度比2,357万円、率にして0.6%の増となりました。
自主財源が全体の20.4%で、前年度比2,839万円、3.4%の増となりました。うち、町税については、個人町民税は前年度比552万円の増、法人町民税は前年度比404万円の減、町民税全体では前年度比148万円、1.3%の増となりました。固定資産税は前年度比141万円、0.5%の減で2億6,890万円となり、町税全体では前年度比197万円、0.5%の減となりました。
また、依存財源は全体の79.6%を占め、前年度比482万円、0.1%の減となりました。うち、地方交付税は、普通交付税が前年度比5,135万円、2.5%の増、特別交付税が前年度比359万円、2.0%の減となり、地方交付税全体で前年度比4,557万円、2.0%の増となりました。
依然として自主財源に乏しく、国・県に依存する割合が高い財政状況にあります。
○歳出
前年度比3,590万円、率にして0.9%の増となりました。
義務的経費が前年度比1億6,090万円、12.0%の増となり、歳出全体の36.3%を占めています。
投資的経費については、普通建設事業費で前年度比7,079万円、9.7%の減、災害復旧事業費で前年度比1億8,492万円、919.1%の増となり、投資的経費全体として前年度比1億1,413万円、15.2%の増となりました。
その他の経費では、前年度比2億3,912万円、11.9%の減となりました。
■2.特別会計
特別会計とは、町が特定の事業を行う場合に、一般会計と区分して整理する必要がある場合に条例で設置する会計です。町では10の特別会計を設けています。
■3.地方債の残高
一般会計においては、新規発行額が償還元金を下回ったことから、前年度比2億6,644万円減の38億1,846万円となりました。
特別会計においても、一般会計同様、新規発行額が償還元金を下回ったことから、前年度比1億863万円減の10億3,921万円となりました。
■4.基金の残高
一般会計においては、企業版ふるさと納税基金、森林環境譲与税基金等へ積み立てし、減債基金、雇用対策基金等を取り崩したため、前年度比6,775万円減の29億1,328万円となりました。
特別会計においては、簡易水道基金、下水道整備基金等を取り崩したため、前年度比218万円減の1億4,307万円となりました。
今後も安定した財政運営を維持するために基金の適切な積み立て及び取り崩しをすすめていきます。
▽令和5年度 特別会計の決算状況
単位:万円、%
▽地方債残高・基金残高の推移(資料…地方財政状況調査)
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