■令和5年度特定健診の結果について、有所見率を県・国との比較してみました。
BMIは県・国より高い状況であり、腹囲は県とほぼ同じとなっています。福島県は全国の中でも肥満の割合が多く、メタボの割合は全国でワースト4位となっています。
空腹時血糖、HbA1cとも県・国より高い割合となっており、特にHbA1cはH25年度の有所見率50.5%より約1.3倍に増えています。また、女性の有所見率は、県内順位でワースト10位となっています。
血圧の有所見率は収縮期血圧(上の血圧)、拡張期血圧(下の血圧)ともに県・国より高くなっており、県内順位でもワースト10位に入っています。柳津町では、服薬治療をしていても血圧が高い方も多く見られます。
有所見率は県・国に比べてやや低い状況ですが、柳津町では、LDLコレステロールが要精密検査となっても受診されない方が多く見られます。
特定健診は単に『異常の有り無し』を知るだけでなく、生活習慣病の発症や脳梗塞などの重症な病気を予防する事を目的としています。検査の結果を経年的に見ることで自分の身体の変化を知る事ができ、その結果から脳梗塞や心筋梗塞、腎不全などの原因となる動脈硬化の危険がないかを知る事ができます。
『心筋梗塞や脳梗塞、腎不全』などの大きな病気は、生活習慣を改善するとともに動脈硬化の危険因子となる『高血圧症・糖尿病・脂質異常症』の適切な治療をすることで予防する事が出来ます。
そのためにも1年に1度は健診を受けて自分の健康を守りましょう。
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