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-Koori Health-NEWS『叱るよりほめて』子育てアドバイス

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福島県桑折町

「ほめられたことがないので、どうほめていいかわからない」「子どもが悪いことばかりしているので、一つも、ほめるところがない」などの話を耳にします。そこで今月はほめ方について、皆さんと考えていきたいと思います。

■『ほめる』ってどういうこと?
ほめることは「それでいいよ」「それでOK(大丈夫)だよ」と子どもに知らせるポジティブサインです。「それでいいよ」と知らせることで、もともと備わっている「子どもの育つ力」がより育ち、発達に応じた方向へ導くことができます。子どもの行動が良いのか悪いのか教えていないのに、悪い時だけ「違うでしょ!」「駄目でしょ」「バカなんだから!」とマイナスな言葉ばかりを言ってしまわないように気をつけることが大切です。

■では、何をほめたらいいの?
普段の生活の中にほめることはたくさんあります。大人はどうしても良い結果や大きな変化が見られた時にのみ、ほめてしまいがちですが、「できて当たり前」のことでも、ほめてあげましょう。ほめられたことは「ポジティブな経験」となり、次の行動や意欲につながります。

【ほめる時の4つのポイント】
1.良いと思ったことを、すぐにその場でほめましょう
例:朝、自分で起きてきた
大人…自分で起きてきたんだね。お利口さん。
子の気持ち…泣かないで起きたらほめられた。
こうすればいいんだ!明日もそうしてみよう。

2.工夫や頑張り、前よりできるようになったところを見つけたらほめましょう
例:昨日よりごはんを食べた
大人…昨日よりごはん食べられたね!偉いよ!
子の気持ち…ごはんを食べたらほめられた。
次はもっと食べてみよう!

3.他の子と比べないでほめましょう
例:泣かずに待っていた
大人…泣かないで待てたんだね!偉かったよ
(○○ちゃんはできなかったけど)などとは言わない。
※比べられると、子ども自身も他人の評価が気になる子になってしまいます。
子の気持ち…泣かずに待っていたらほめられた。
泣かないで待っていればいいんだ。

4.機嫌を取る、うわべだけでほめるのではなく、良い行動が見られたらその都度ほめましょう
例:片付けが上手にできた
大人…次に使う時に出しやすくなったね。部屋が広くなったね!
子の気持ち…次も頑張って片付けよう。
次は○○も片付けてみようかな。 など

◆チェック
普段の生活の中に、ほめる要素はたくさんあります。「良いな」「頑張ったな」「また、やってほしいな」と思った行動は、すかさず言葉や態度で表現してほめるようにしましょう。「嬉しい」「ありがとう」「助かった」などの言葉も忘れずに伝えるとさらに良いでしょう。

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