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町指定文化財〈天然記念物〉清隆寺のシダレザクラ

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福島県楢葉町

4月のはじめ、清隆寺のシダレザクラが満開を迎えました。
薄紅色の花を咲かせ、地上近くまで均一に垂れた傘状の樹形を一目見ようと多くの方が訪れました。
このシダレザクラは、町の指定文化財になっており、ソメイヨシノより一足早く開花することから、楢葉の春を知らせる桜としても有名です。
仙台市や福島市といった遠方から来られた方もおり、「テレビや新聞でも見たが、実際に見るともっとキレイだった」「自分の地域では見ることができない、立派な桜ですね」と絶賛していました。

◆清隆寺シダレザクラ基本情報
樹種:ベニシダレ
樹齢:200年以上(推定)
樹高:8.0メートル
幹回り:2.2メートル
所有者:清隆寺
所在地:福島県双葉郡楢葉町大字山田岡字上ノ台1
指定年月日:平成11年3月31日

◆シダレザクラの逸話
清隆寺は明治3年に火災に遭い、本堂や過去帳等の記録のほとんどを焼失したが、関係者が本尊の阿弥陀如来をシダレザクラの下に運び出し、難を逃れたと言われています。

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