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≪特集≫楢葉を防(まも)る責務-楢葉町新旧消防団長インタビュー-

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福島県楢葉町

今年7月1日に楢葉町消防団長が小薬金重さんから五十嵐力一さんへ交代しました。
常に楢葉町を見守り、火災や大規模災害が発生した際に現場へ駆けつけるお二人に、抱いている思いをお聞きしました。

◆小薬さん、長年にわたりお疲れさまでした。今までを振り返って見た率直な感想をお聞かせください。
一言でいえば“楽しかった”です。地域のために何かをやりたくて消防団に入ったので、それらを行えている喜びで充実していました。

◆42年と3か月という長い期間を消防団員として活動されていましたが、印象に残っていることはありますか?
やはり東日本大震災の時の活動です。発災時は仕事中でしたが、役場に消防団として一番はじめにきたことを覚えています。その後に津波がきたので、波倉地区に救助活動に向かいました。現場に着くと、ずぶ濡れで砂だらけの女性を見つけたので、急いで救助して車に乗せたことは忘れられません。

◆小薬さんだからこそ感じる消防団の活動で昔と今では変わったなと感じる部分はありますか?
東日本大震災以降は避難先から駆け付けたり、最近では女性のみで構成する第8分団が設立されましたが、消防団として活動するうえではそれほど変わっていないように思えます。
火災や大規模災害が発生したら現場へ駆けつける、楢葉町の変化を常に感じて見守るのが消防団としての務めです。

◆五十嵐さん、新団長へ就任おめでとうございます。就任して率直な感想をお聞かせください。
11代目消防団長に就任し、身が引き締まる思いです。
その責任の重大さから、普段の生活での立ち居振る舞いもきちんとしなければと思いました。

◆消防団長に就任し、今後の目標はありますか?
消防団として、様々なイベントなどへ参加する機会を増やしたいと思っています。
例えば放水ポンプのデモや消防車へ乗ってもらうといった体験を行いたいですね。
若い人や小さい子にそれを見てもらい、消防団員の活動への理解や憧れを持ってほしいです。そして、いずれは消防団に入ってもらえればうれしいですね。
また、より地域に密着した消防団にしていきたいと思います。
当然プライバシーには配慮しつつ、いざというときは、例えばお年寄りだけの家なのか等、それぞれの家庭に合った救助活動を行えるよう地域のヒーローのような存在にしていきたいです。

◆最後に、お互いに対してのメッセージをいただけますでしょうか。
▽小薬氏
就任して早々ですが、夏は海や川などの水難事故防止のための活動があります。
それ以外にも季節ごとに消防団の出番があります。
忙しくなると思いますが、体を壊さず頑張ってください。

▽五十嵐氏
長年お疲れさまでした。
東日本大震災を経験し、はじめての避難を経験する中で、消防団の立て直しに大変尽力いただいたと思っています。
ありがとうございました。

町では共に活動する消防団員を随時募集しています。「町のため地域の為に自分の力を活かしたい!」そんな皆様からのご連絡をお待ちしています。

連絡先:くらし安全対策課
【電話】0240-23-6109

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