開室時間:午前9時〜午後5時
休室日:3月10日(月)、17日(月)、20日(木・祝)、24日(月)、31日(月)
◆おすすめの図書
▽一般図書
『もう会えない人を思う夜に』坂口幸弘、赤田ちづる/著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
著者は、関西学院大学「悲嘆と死別の研究センター」の坂口幸弘と赤田ちづるさん。本書は、深い悲しみや喪失感を抱えている人にそっと寄り添うグリーフケアの本です。グリーフケアとは、大切な人との死別を経験した人を支援する活動のこと。グリーフは「悲嘆」の意味です。グリーフケアの専門家でもある著者が、悲嘆と死別に関する研究を通じて膨大な人々の体験と向き合い、分析して28の実践的なヒントとしてまとめています。たとえ大往生といわれる死であっても、かけがえのない人との別れは辛く悲しいものです。多くの先人たちの体験から紡がれた知恵を、また一歩踏みだすためのヒントにしてみませんか?いま深い悲しみの中にある方にも、そうでない方にも読んでいただきたい一冊です。
▽児童図書
『あこがれの図書館』パトリシア・ポラッコ/作・絵、福本友美子/訳(さ・え・ら書房)
緑豊かなインディアナ州の農村から、ミシガン州の大きな町に引っ越してきたパトリシアは、学校の帰り道、まるでお城のような大きな建物に目をうばわれます。それは、町のウィラード図書館でした。パトリシアは文字を読むのが苦手でしたが、うつくしい画集に夢中になって毎日のように図書館へ通うようになります。図書館員のクリービーさんとも仲よしになりました。そんなある日、学校公開日の展示のテーマを決めることになりますが、鳥が大好きで、いつも鳥の絵を書いていたパトリシアは、鳥をテーマにしたいと考えます。そんなパトリシアに、クリービーさんが見せてくれたものとは。1冊の本との出会いが、少女の未来を切り開いた、パトリシア・ポラッコの自伝的作品です。
◆新着図書
▽一般図書
『遺言-絶望の日本を生き抜くために-』森永卓郎、岸博幸/著(宝島社)
『「ハラスメント」の解剖図鑑』宮本剛志/著(誠文堂新光社)
『薬草を食べる人びと』垂見和磨/著(世界文化社)
『柚木麻子のドラマななめ読み!』柚木麻子/著(フィルムアート社)
『青姫』朝井まかて/著(徳間書店)
『共犯の畔』真保裕一/著(朝日新聞出版)
『ゆうべのヒミツ』室井滋/著(小学館)
▽児童図書
『難民・移民のわたしたち』雨宮処凛/文(河出書房新社)
『写真と動画でわかるはじめての子ども手話』モンキー高野/文(ナツメ社)
『遠い野ばらの村』安房直子/文、高橋和枝/絵(あすなろ書房)
『消えた校長先生』西村友里/作、大庭賢哉/絵(Gakken)
『しばらくあかちゃんになりますので』ヨシタケシンスケ/作・絵(PHP研究所)
『100ねんごもまたあした』くりはらたかし/絵、瀬尾まいこ/作(岩崎書店)
『モモ 絵本版』シモーナ・チェッカレッリ/絵、ミヒャエル・エンデ/文(光文社)
◆3月11日は「ならは防災と伝承の日」です。東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から、まもなく14年になります。図書室では、震災と原発事故、復興、防災、災害伝承などに関する資料を展示しています。この機会に、ぜひご覧ください。
お問い合わせ先:楢葉町図書室(楢葉町コミュニティセンター3階)
【電話】0240-25-4730(月曜・祝日休館)
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