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Challenger 挑戦者(第17回)

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福島県田村市

■3年間で培った絆で挑む、インターハイ出場の道
今月号のChallengerは帝京安積高校(以下、帝京安積)ソフトテニス部で活躍する影山梓葉さん。同校は2021年からソフトテニス部の強化を図り、昨年の第68回県高校体育大会ソフトテニス競技で3位入賞、第52回県高校ソフトテニスインドア選手権大会で準優勝し、東北大会出場を果たすなど、短期間で好成績を収めています。
キャプテンを務める影山さんは、さまざまな困難を乗り越えながら「勝つために努力するチーム」を作り上げてきました。影山さんに高校生活最後の大会にかける思いを伺いました。

▽Profile
帝京安積高校3年 ソフトテニス部所属 影山梓葉(Azuha Kageyama)
生まれ:2005年11月18日、船引町
身長:160cm
ポジション:後衛
ソフトテニス歴:姉といとこの影響で小1の時に三春船引ジュニアソフトテニスクラブ入団、6年時全日本小学生ソフトテニス選手権大会出場。船引中では3年時キャプテン。帝京安積高では、1年時福島県新人体育大会県中地区予選個人優勝など、3年時キャプテン。
自分の強み:笑顔
弱み:ネガティブになってしまうこと
ソフトテニスのために続けていること:ごみを拾うこと
尊敬している人物:姉(理由/考え方や努力の仕方)
憧れの人物:姉(理由/コートの使い方が上手)
趣味:好きな音楽を聴く
好きな食べ物:いちご
将来の夢:スポーツ栄養士、養護教諭
座右の銘:一日一善

○帝京安積への進学、入部後を振り返って
中3の時に、顧問の飯(いい)先生(以下、先生)の指導を受けました。アドバイスやコーチングが分かりやすく「先生のもとでインターハイ出場を目指したい」と思い、帝京安積への進学を決めました。先生から教わった考え方を軸に、相手の特徴を自分で分析して練習や大会に挑めるようになりました。入部当初にできなかったことが徐々にできるようになり、今はとても楽しく、成長を実感しています。
一番印象に残っているのは、昨年の県高校インドア選手権大会です。1年時の県新人戦で3位になりましたが、その後、うまく勝てない日々が続いていました。キャプテンとして「みんなを引っ張って必ず勝ちたい」という気持ちやプレッシャーに押しつぶされそうになりながら、大会を迎えました。その時に先生から「今までやってきた事は間違いじゃない、先生を信じて思いっきりやっていい」と言っていただき、気持ちを切り替えて試合に臨めました。結果は準優勝で、悲願の東北大会出場を果たせました。勝てたことがとてもうれしく、勝った瞬間の光景が今でも目に焼き付いています。

○チームづくりで心がけていること
誰かが不安そうな顔をしていたら、いち早く気付けるようにし、その子が笑顔になれるように声をかけることに、意識して取り組んでいます。このためチームの雰囲気は、他の高校からも褒めていただくことが多いです。このチームの雰囲気を生かして、試合でみんなが波に乗れるよう練習から意識しています。

○高校生活最後の大会に向けて
チームの目標は県で優勝し、インターハイに行くことです。そのために今できることをしっかり考え、チームメイトを信じてやり切りたいです。今の成績よりももっと上の大会に出て、その試合の雰囲気も味わいたいですし、悔しい思いをしたくないと思います。そして、先生をインターハイに連れて行きたいです。

○テニスを続ける後輩に向けて
テニスの楽しさは、試合に勝つこと、そしてこれまでの結果を超えようと努力するところだと思います。また、テニスで出会った友達のおかげで、これまで頑張ることができました。友達を大切に、諦めないで、楽しさを忘れずにやっていれば、テニスの技術も自分自身も成長すると思います。

■顧問 飯真里絵(いいまりえ)先生
見た目は静かで、おとなしそうな印象ですが、内に秘めているもの、特にテニスに対して本気で取り組んでいることがとても伝わってきます。私も学生時代は、前に出るタイプではなかったので、頑張りたいのにうまくいかないところなど、自分と似ている部分も多く、応援したいと思える選手です。梓葉の良いところは、本番に強いところ。無心で取り組めるタイプなので、それを最後まで大事に悔いが残らないように戦い抜いてほしいです。
梓葉の代が1年生の時に、2年後を見据えてチームで目標を立てました。「最後の大会でインターハイに行くこと」を私もずっと目標にして共に頑張ってきたので、同じ思いで頑張っている後輩たちのためにも、意地を見せてくれると信じています。一緒に目標を達成したいですね。

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