6月に開洞50周年を迎えた「あぶくま洞」。悠久の年月が創り出す鍾乳洞の神秘的な美しさは、私たちの心を動かし、郷土を愛する心を育んでいます。
特集では、あぶくま洞開洞50周年の歴史を写真と年表で振り返り、地域の宝を支え続けてきたボランティアガイドにスポットを当てました。大自然が生み出した幻想的な世界が広がるあぶくま洞の魅力を感じてください。
(※写真については本紙またはPDF版をご覧ください。)
■あぶくま洞の歴史
○昭和44年9月
滝根町菅谷字東釜山1番地内に鍾乳洞が発見される
○昭和46年2月
鍾乳洞が滝根町教育委員会で滝根町指定天然記念物に指定される
○昭和48年6月
あぶくま洞オープン
○昭和50年4月
あぶくま洞新入口開設
○昭和58年6月
あぶくま洞開洞10周年
○平成元年3月
総合施設レストハウス釜山完成
○平成2年8月
第3回日本洞穴サミットが滝根町で開催
○平成4年8月
あぶくま洞開洞20周年・星の村開村記念式典(竹下登元内閣総理大臣臨席)
○平成7年7月
あぶくま洞夢のかけ橋「天地人橋」完成渡り初め
○平成10年10月
第10回日本鍾乳洞サミットが滝根町で開催
○平成13年10月
あぶくま洞リニューアルオープン(洞内照明整備等)
○平成15年6月
あぶくま洞開洞30周年記念式典
○平成17年3月
滝根町、大越町、都路村、常葉町、船引町5町村合併 新市「田村市」誕生
○平成23年3月11日
東日本大震災発生
○平成23年3月12日~4月28日
東日本大震災の影響で全面閉洞
○平成23年4月29日
震災後のあぶくま洞再オープン
○平成25年6月
あぶくま洞開洞40周年式典
○平成28年4月
あぶくま洞が恋人の聖地に選定
○令和元年6月
恋人の聖地地域活性化大賞審査員賞受賞
○令和5年4月9日
あぶくま洞入洞者2,300万人記念式典
○令和5年4月29日~5月7日
開洞50周年記念、歴史写真展を開催
○令和5年6月1日
あぶくま洞開洞50周年を迎える
■あぶくま洞の魅力を次世代へ 未来につなぐバトン
あぶくま洞のガイドを務める「あぶくま観光ボランティアガイドの会」会長の渡辺トキさん、箭内トミ子さんに、あぶくま洞への思いやこれからについて伺いました。
Q.50周年を迎えて、今の思いをお聞かせください。
A.
渡辺さん:ガイドの会発足以来、メンバーに加わり、おもてなしの心で来場者と接してきた。さまざまな思い出がよみがえり、感慨深い。
箭内さん:埼玉県から移住してきたが、ここまでやってこられたのは、家族やメンバーのおかげ。無我夢中でガイドを務めてきた。
Q.あぶくま洞の魅力とは何ですか。
A.
渡辺さん:日本でも珍しい鍾乳石がたくさんあること。鍾乳石の成長を目の前で見られる。
箭内さん:一滴の雫から形成された多彩な形の鍾乳洞は、美しい調度品のよう。入洞する度に、新しい発見がある。
Q.これからのあぶくま洞をどのように支えていきたいですか。
A.
渡辺さん:ガイドを通じて来場者と交流する時間を大切にしながら、あぶくま洞の魅力を発信していきたい。
箭内さん:今後もあぶくま洞の魅力を伝えられるよう、後輩たちを育てていきたい。
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詳細はあぶくま洞管理事務所へ
○あぶくま洞インフォメーション
住所:田村市滝根町菅谷字東釜山1
休日:年中無休
問合せ:あぶくま洞管理事務所
【電話】78-2125
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