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Challenger 挑戦者(第19回)

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福島県田村市

■Rowing~全身全霊で漕ぐ青春~
今月号のChallengerは田村高校(以下、田高)ボート部で活躍する粠田奈那さん・晴斗さん姉弟。田高ボート部は、1998年に三春町営ボート場が設立された後、2001年5月にボート愛好会が発足、2002年4月からボート部となり、活動を始めました。創部当時から現在も指導を続ける野中敏光先生の下、インターハイや世界選手権に出場する選手を数多く輩出してきた歴史ある強豪校です。「高校から新しいことに挑戦したい」という思いからボート競技を始め、成長を続けるお二人にインタビューしました。

▽ボート競技とは?
水上でボートに乗り、オールを使って、ある一定の決められた距離を漕ぎその着順を競うスポーツ。1人の漕手で挑むシングルスカル、2人の漕手で挑むダブルスカル、舵手(コックス)と、4人の漕手計5人で競うクオドルプルという種目がある。

○粠田奈那(Sukumoda Nana)
高校で新しいことに挑戦したいと思い、田高ボート部に入部しました。練習はつらいと聞いていましたが、本当につらくて、だからこそ支え合いながら一緒に競技に励む仲間との絆が深まった3年間でした。私はかじ取り役であるコックスを担っていますが、入部当初は漕手としてボートをこぐ予定で入部したので、こげないことに不満や劣等感を抱いた時期もありました。しかし、1年時から先輩方とさまざまな大会を経験し、コックスの指示で船が進み、漕手を鼓舞してチームを引っ張っていくことにやりがいを感じ、自信を持って競技に挑めるようになりました。ボートの魅力は努力次第でいくらでも成長できるところ。記録が出た時にはうれしいです。チームの1人として手を抜くことはできないので、責任感も身に付いたと思います。最後の大会に向けて、ボートを始めて関わってくれた仲間や先生、家族に感謝の気持ちを込めて、悔いのないようやり切りたいです。

▽Profile
生まれ:2005年6月7日、常葉中(バレーボール部)
身長:155cm
ポジション:コックス
ボート歴:高1からはじめ、女子舵手付クオドルプルのコックスを務める。3年連続インターハイ出場。2年時全国高等学校選抜ボート大会、国民体育大会ボート競技出場。
自分の強み:何事も明るく熱心に取り組む
競技のために続けていること:体重管理
尊敬している人物:中学の友人
憧れの人物:管野夢華(田高ボート部OG)
趣味:バレーボール
好きな食べ物:プリン
座右の銘:初志貫徹

○粠田晴斗(Sukumoda Haruto)
姉の影響でボート部に入部しました。入部して約4カ月がたちましたが、今まで経験したどのスポーツよりもきついですが、やりがいを感じています。ボートの魅力は練習次第でタイムが縮まったり、自分の成長を常に知れるところだと思います。また、先輩方のサポートや応援のおかげで楽しく競技に挑め、伝統をつないでいきたいと感じています。始めてまだ間もないですが、既に大会で悔しい思いもしたので、次の新人戦では上位進出を目指し、常に自分の限界を超えていけるように全力で取り組みます。

▽Profile
生まれ:2007年4月25日、常葉中(卓球部)
身長:166.5cm
ポジション:漕手
ボート歴:姉の影響で高1からはじめる。1年時東北高等学校ボート選手権大会出場。
自分の強み:最後まであきらめない
競技のために続けていること:筋トレ
尊敬している人物:ボート部の先輩方
趣味:音楽を聴くこと
好きな食べ物:ブルーベリー
座右の銘:失敗は成功のもと

○田村高等学校ボート部 部活動指導員 野中敏光(のなかとしみつ)先生
ボートもスポーツの一つですが、力学的、生理学的なことなど理屈に沿ってできるところが魅力の一つだと思います。また、上達するためには運動能力もそうですが、ボートに取り組む姿勢が大切。準備の段階から成績の善し悪しは決まってくると思います。部活動では、成績を上げることも大事ですが、大会で結果を出すことだけが目的ではありません。3年間一つのことに打ち込んで充実した高校生活を送ってほしいと願っています。

田高ボート部の情報はホームページもCheck!
(※二次元コードは本紙またはPDF版でご確認ください。)

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