■御料車用エンジンの鋳造 川口内燃機鋳造株式会社
国内の自動車メーカーの開発・生産技術が飛躍的に向上していた1960年代、国産の御料車が初めて開発されました。開発に名乗りを上げたプリンス自動車工業(株)からの要請で、田村市に製造拠点を構える川口内燃機鋳造(株)が、V8気筒エンジンの基幹部品であるシリンダーブロックの鋳造を行いました。このエンジンは、どんな過酷な使用や低速継続運転にも耐えられる優秀なエンジンとして評価されました。開発された車「日産・プリンスロイヤル」は、宮内庁に納入され、国賓の送迎、国事等に使用されました。現在は、昭和天皇記念館に展示されています。
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