■全国大会出場に向けて、仲間でありライバル同士で挑む
帝京安積高校2年 男子バスケットボール部
佐々木宙翔(ささきひろと)、白岩凌峨(しらいわりょうが)
▽Profile
・佐々木宙翔
2007年8月11日生まれ。小3から常葉ミニバス→常葉中出身。173cm、64kg。ポジションはポイントガード。ディフェンスが強み。恩師は先崎智之コーチ(常葉ミニバス)と小川太廣先生(中学時顧問)。尊敬する人物は菅野(すげの)陸先輩。趣味はサウナ。好きな食べ物はえびとラーメン。将来の夢はバスケに関わること。座右の銘は「初心忘るべからず」。
・白岩凌峨
2007年5月3日生まれ。小2から常葉ミニバス→常葉中出身。175cm、70kg。ポジションはポイントガード。3Pシュートが強み。恩師は先崎智之コーチ(常葉ミニバス)と小川太廣先生(中学時顧問)。尊敬する人物はステフィン・カリー。趣味は音楽を聴きながらシュート練習をすること。好きな食べ物はラーメン、肉。将来の夢はプロバスケ選手。座右の銘は「弱気は最大の敵」
今月号のChallengerは、帝京安積高校男子バスケットボール部に所属する佐々木宙翔さんと白岩凌峨さん。帝京安積は、昨年の「第60回福島県高等学校バスケ選手権大会」で初優勝を果たし、「第76回全国高等学校バスケ選手権大会(ウィンターカップ)」に出場、ベスト16の好成績を残すなど、着々と力をつけてきた強豪校です。
二人は、これまで同じスポーツ少年団、部活、クラブチームに所属し、昨年の「かごしま国体(特別国民体育大会)」にそろって県代表として出場するなど、切磋琢磨(せっさたくま)しながら競技を続けてきました。成長を続ける二人に、これまでの高校生活と今後の目標を伺いました。
○佐々木
昨年、県優勝し、チームとして初の全国大会出場を経験できました。出場機会もいただけて、尊敬する先輩とプレーでき、バスケだけでなく人としても成長できた1年でした。試合に出る中で、自分の持ち味を出せず苦労することもありましたが、先輩に相談するなど、分からないことをそのままにせず、コミュニケーションをとることを心がけました。練習はきついこともありますが、それも含めて仲間と協力しボールをリングに入れることがバスケの楽しさです。今年も県優勝、全国大会出場を目指し、憧れの先輩を目標に頑張ります。
○白岩
2023年度の男子U18日本代表チームに選出された先輩もいる環境で練習でき、技術、精神の両面で成長できた1年でした。自分の強みであるスリーポイントシュートが評価され、国体メンバーに選出されたことはとても良い経験になりました。さらに強くなるために、ディフェンスが課題と感じています。顧問の水野先生に細かく教えてもらい、改善できるように努力しています。夢にバスケが出てくるほど、バスケが大好きなのが競技を続ける原動力です。自分の役割や強みを生かし、試合で得点を取り、チームに貢献していきたいです。
○顧問 水野優斗先生
彼らを初めて見たのは、彼らが中学2年の頃でした。リクルートしようと思ったところ、まだ2年生だと知り衝撃を受けたのを覚えています。白岩は入り出したら止まらないスリーポイントシュート、佐々木は状況判断が非常に優れている選手。両者共に欠かせない存在です。関わった方々への感謝を忘れず、大きな夢を持ち、応援される選手になることを期待します。
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