市は、避難指示解除から10年がたち、帰還は一定の成果が見えていますが、総人口の減少および少子高齢化が課題となっています。市では、これまで培ってきた魅力のさらなる磨き上げや新たな産業・暮らしを創出するため、新たな住民を呼び込もうと、さまざまな移住促進施策を展開しています。
今回は、「移住」をテーマに、移住者数の推移や移住事業の実施状況(イベント、支援制度)、移住者の「たむら暮らし」をお伝えします。
■移住の状況
移住事業は、3年度から本格的なスタートを切りました。本事業を活用して移住したのは、6年3月末時点の累計で、48世帯92人でした。移住相談者は、3年度が86人、4年度が183人、5年度が185人と、年々増加傾向にあります。移住元は、首都圏を中心とし、東京都が最も多くなっています。市は、3~7年度(5年間)の累計で130人の移住者獲得に向けて、さまざまな事業を展開しています。
○移住者数の推移(累計)
各年度の移住者数:
・3年度…12人(5世帯)
・4年度…35人(15世帯)
・5年度…45人(28世帯)
■移住関係イベントタイムライン
市は、移住者や移住希望者、未来を担う学生向けにイベントを実施しています。5年度は、約50のイベントを行いましたが、その中から特徴的な4つのイベントを紹介します。
○2月 都路手作りレトロ結婚式
市へ移住した新郎新婦に地元住民の感謝や歓迎、祝福を伝えるため、地域住民で作り上げる昔ながらの結婚式を実施しました。来訪者は約150人でした。
○7月 次世代移住定住会議
子どもたちに「このまま住み続けたい」「また戻ってきたい」と思ってもらえることが重要と考え、中学生を対象に、市の魅力や住み続けたいまちに必要なことなどを話し合うワークショップを開催しました。5年度は3回実施し、延べ20人が参加しました。
○9月 KITCHEN CAR PARK-ABUKUMA うんめぇFES
市の農産物や特産品を多くの人に知ってもらうため、神奈川県、千葉県など4カ所でイベントを開催しました。神奈川県には約3,500人、千葉県には約1,500人、東京都中野区には約3,000人、田村市には約2,300人が訪れました。
○10月 移住者交流会
移住後の生活の中で困ったことや悩みなどの共有や、移住者同士のつながりを育み、移住者と地域住民が知り合えるきっかけとなるイベントを開催しました。5年度は3回実施し、16世帯30人が参加しました。
・イベントに関する情報はこちら
・補助金や支援制度はこちら
(※詳細は本紙またはPDF版の二次元コードからご覧ください。)
■移住相談窓口
3年度から、首都圏の人々向けに、「田村市・東京リクルートセンター」と、市でのご相談・現地アテンドが可能な「田村サポートセンター」の2カ所を移住相談窓口として設置しています。
○田村市・東京リクルートセンター
住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア WeWork 37F
【電話】03-5447-7748
受付時間:午前10時〜午後7時(月曜日・年末年始を除く)
○田村サポートセンター
住所:田村市船引町石森字舘108番地(テレワークセンター テラス石森内)
【電話】050-5526-4583
受付時間:午前10時〜午後7時(月曜日・年末年始を除く)
共通【E-mail】contact@tamura-ijyu.jp
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