■古民家を使ったカフェ開店へ
3月に、地域おこし協力隊の任期満了を迎える中山真波です。これまで、地域資源の活用をミッションに、食をはじめ、体験コンテンツの開発や情報発信を行ってきました。東京から移住し、温かく迎え入れていただいたことに感謝いたします。そして、田村市内に第二の故郷となるすてきな土地を所有しました。そこは、長外路城跡という歴史ある場所です。
卒隊後は、こちらの城跡を活用し、自然との共生を軸に活動をしたいと思い描いています。現在、耕作放棄地を活用し、子どもたちや学生、地域内外の方々と農作業の体験会や、里山の自然を生かした商品や体験コンテンツ開発にも取り組んでいます。その一環として、希少な日本原産の果樹ナツハゼの栽培を始めました。この地域の気候はナツハゼの栽培に適しており、ゆくゆくは実をつけます。さらに、地域の生態系に貢献する取り組みとして、ニホンミツバチの養蜂も始めました。ニホンミツバチの蜜は風味が豊かで希少性が高く、里山の自然環境を守る重要な役割も担っています。
今春には築100年を超える古民家を活用したカフェをオープン予定で、ナツハゼ、蜂蜜のほか地元の食材を使ったオリジナルメニューも準備中です。「人」「地域」「自然」がそれぞれに支え合いながら、みんなで新しい可能性を広げていきましょう。カフェが完成した際には、ぜひお越しいただき、歴史と自然を感じる空間でのんびりと過ごしていただきたいと思います。
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