選挙とは、私たちがより良い暮らしを願って、私たちの代わりにその思いを実現してくれる人を選ぶ仕組みのことです。選挙では、国会議員、県知事、県議会議員、市長、市議会議員のような公職につく人を「投票」で選びます。
地域社会を担う一員である私たちは、自分自身の意見を持って、政治に参加し、意見を示していくことが求められます。今回の特集では、選挙の開票作業の全容に密着取材した様子を紹介します。
■田村の未来を築く市長選挙
任期満了に伴う田村市長選挙は3月30日(日)告示、4月6日(日)投開票の日程で行われます。市の行方を決める大切な選挙です。大切な一票を無駄にせず、ぜひ投票しましょう。
田村市長選挙に関する説明会などを次のとおり行います。
※1…事前申込は不要です。直接会場へお越しください。会場の関係上、出席者を1候補者につき3人までとします。
※2…審査希望時間を事前に選挙管理委員会事務局までお知らせください。
■衆院選開票作業に密着
投票所で投じた一票がどのように開票され、集計されているのでしょうか。今回は、昨年10月に行われた衆議院選挙を例に開票所を紹介します。この選挙での開票所は、市選挙管理委員会から市総合体育館と定められ、全ての票はここで集計されました。午後6時に投票終了後、22カ所の投票所から投票箱が会場に運ばれてきました。
(1)投票箱を開けて票を取り出す
当日投票所などから運ばれた85箱の投票箱が、開票管理者の開票開始宣言後に一斉に開かれます。投票用紙は投票種別ごとに、ある程度の枚数にまとめられます。
(2)分類機で候補者別に仕分ける
開票台でまとめられた投票用紙を、投票用紙分類機で仕分けします。この機械は投票用紙の両面を自動でチェックし、かつ100票ずつ集計しながら1分間に最大660枚仕分けられます。
(3)候補者別の投票用紙を点検
投票用紙分類機で100票ずつ仕分けられた投票用紙を、他の候補者等の票が混じっていないかなど、全ての票を目視でチェックします。
(4)審査
投票用紙分類機で候補者・政党が判読不明など、疑問票として仕分けられた投票用紙を1票ずつ確認して、有効・無効の審査をします。
(5)計数機で数える
点検が終わった票を100票ごとにまとめ、計数機で二度数えます。数え終わった票は結束台に移動し、候補者・政党ごとに点検表を付して500票束にまとめます。500票に満たない場合も、点検表に票数を記入してまとめます。
(6)開票管理者たちが押印
取りまとめた票束ごとに、開票管理者・投票立会人に認印を押してもらいます。押印後に票の数を集計し、候補者・政党ごとの得票数を確定します。
問合せ・申込み:市選挙管理委員会事務局
【電話】82-1113
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