地域おこし協力隊奮闘記

16／36

■上海帰りのアケミ
皆さん、こんにちは。地域おこし協力隊の佐久間朱妙(あけみ)です。私は2021年7月に東京都から田村市へUターンし、任期満了により今月で地域おこし協力隊を卒業します。
入隊当初、私の担当は空き家問題でした。2023年には、空き店舗を活用する取り組みが始まりました。株式会社清水商店さまのご協力のもと、ふねひきパーク内に「田村市お試しチャレンジショップふらっと」を立ち上げ、運営管理を行いました。チャレンジショップは、市内で新たな事業や生業を始めるきっかけを提供し、既存事業の展開に向けた拠点を目指しています。ここでは、多くの出会いや交流がありました。出店者の方々からは、「お客さまと話せて良かった!自分の作った商品が売れてうれしかった!」などの声をたくさんいただきました。
中には、出店前は不安そうだった方が、出店が終わる頃には笑顔で生き生きとした姿に変わっていたこともありました。このような場面に立ち会うと、私もとてもうれしい気持ちになりました。この取り組みを通じて、私自身も視野が広がり、出店者の皆さんと共に成長できたと感じています。
今後は、看護師の経験を生かして健康支援に関わる仕事をしながら、これまで出会った方々とのつながりを大切にし、活動の幅を広げていきたいと考えています。最後に、温かく接してくださった田村市民の皆さまをはじめ、これまでご支援・ご指導いただいた田村市役所、一般社団法人Switch、私を支えてくれた家族に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。これからの皆さまの健康とご多幸をお祈りしています。

[プロフィール]
田村市船引町出身。田村市地域おこし協力隊4年目。