■[vol.19]再配達を減らすために何ができる?
ポストに不在票が入っていたことはありますか?ネット通販の利用が増えたことで、宅配便の取扱個数は年々増加しています。2023年度には、全国で約50億個が配送されました。宅配便の個数のうち、10.4%が再配達となっている調査結果もあります。つまり、配達員が運ぶ荷物の10個に1つは再配達の荷物が含まれています。
また、再配達はほとんどがトラックで行われ、その際に排出されるCO2の量は年間約25.4万トンと試算されています。これは約98,000世帯の家庭が1年間に排出するCO2の量に相当します。再配達が増えれば、物流業界の負担が大きくなるだけでなく、環境にも悪影響です。
再配達を減らすため、在宅している時間に配達時間を設定することが基本ですが、予定がわからないときには、コンビニ受け取りやスーパーの宅配ロッカー・宅配ボックスなどで受け取るようにしましょう。
環境への配慮やドライバーの負担軽減のために、1回で受け取る工夫をしてみませんか?
(獨協大学国際環境経済学科4年 日野原)
◎再配達による環境への影響や、再配達を減らす方法について説明します。(本紙二次元コード参照)
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