昨年度、東北地方でツキノワグマによる人身被害が多発し、本年度も県内各地で目撃情報が相次いでいます。
人身被害の多くは、突然鉢合わせした時に発生します。被害を未然に防ぐには、その生態を知り「鉢合わせしないこと」「引き寄せないこと」が大切です。
秋はキノコ狩りや登山、キャンプなどで山に入る機会が多くなるので、クマと遭遇しないよう対策を行いましょう。
■クマの1年間
■ツキノワグマの生態
・鼻が良い
・主に日中に活動する(薄明薄暮性)
・植物を中心に食べるが雑食性
・森の中を時速40kmで走ることができる
・木登りが得意で木から降りるのも速い
・食べ物に対する執着が強い
■クマに遭遇しないために
▽鉢合わせしない
・ヤブを手入れし、見通しをよくする
・声やクマ鈴の音などで人の存在を知らせる
・複数人で行動する
▽引き寄せない
・実のなる木(カキ・クリなど)を放置しない⇒収穫、伐採
・収穫した農作物の残りや生ごみを屋外に放置しない⇒生ごみなどは適切に処理
・食料を野外やテント内に置かない⇒車内や施設の食料保管庫に収納
▽クマの痕跡がある場所に近づかない
・足跡
・爪痕
※詳しくは、本紙をご覧ください。
■もしもクマが襲ってきたら…
・クマが襲ってきた場合、首の後ろで手を組んだ状態でうつ伏せになり、顔や腹部を守りましょう。
・クマ撃退スプレーがある場合、クマの目や鼻にめがけて噴射し、もがいている隙に逃げましょう。
問合せ:農林整備課
【電話】内2262
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