■炎に立ち向かう街のヒーロー! 相馬市消防団を紹介します!
消防団は、地域住民の最も身近な防災機関であり、消防活動をはじめ各種の予防啓発活動および防災指導など、幅広い分野で地域防災の要として重要な役割を担っています。
今回の特集では、相馬市消防団の概要や活動のほか、消防団活動に対する団員の思いや地域貢献活動を行う消防団協力事業所などを紹介します。
◆相馬市消防団構成状況
団員数:
・条例定数…547人
・在籍人数…472人(充足率86.3パーセント)
団員の主な職業:
・会社員
・公務員
・団体職員
・自営業(農業、漁業など)
◆主な行事や活動
市消防団の主な行事は、次のとおりです。下記の行事以外にも、各種訓練や地域の自主防災訓練への参加、春季・秋季をはじめとした各種防火広報活動などのほか、火災時の消火活動や風水害時などの災害対応など、地域の安全・安心のため幅広く活動しています。
・出初式(1月)
・全国火災予防運動・防火広報(春季:3月、秋季:11月)
・検閲式(春季:4月、秋季:10月)
・ポンプ操法訓練(5月)、ポンプ操法大会(6月)
・幹部教育訓練(11月)
◆市消防団独自の取り組み
・消防団員による小学校での出前講座
・自主防災会での消火訓練
◆消防団長へインタビュー
市消防団の鎌田重昭消防団長に、消防団員としての思いなどを伺いました。
○鎌田重昭消防団長
昭和48年4月に第六分団(八幡地区)に入団し、令和4年1月25日より消防団長に就任。団員歴50年。
Q1 消防団員としてのやりがいは何ですか?
A1 大好きな相馬市の安全・安心のために活動できること。そして、災害対応時の「ありがとう」、防火広報活動中の「ごくろうさま」の一言が、私たち消防団員の活力になります。
Q2 消防団活動で楽しかったことや辛かったことを教えてください。
A2 楽しかったことは、地域の皆さまとだけではなく、友好都市や姉妹都市の消防団員など、全国の多くの方々とつながりができることです。
辛かったことは、災害により死者が出てしまったときです。特に、東日本大震災時の行方不明者捜索活動は、本当に辛かったです。
Q3 市民の皆さんへメッセージをお願いします。
A3 日ごろより、消防団活動にご理解、ご協力いただきありがとうございます。近年、全国各地で大規模災害が発生し、本市でも東日本大震災以降、令和元年東日本台風や令和3・4年の福島県沖地震で大きな被害が生じています。いつ起こるかわからない災害への備えを行っていただくとともに、有事の際は、近くの消防団員にお声掛けください。私たち消防団は、地域の安全・安心のためにこれからも活動してまいります。
◆消防団協力事業所
市は、消防団活動に積極的に協力している事業所などを、協力事業所として認定しています。
主な協力内容:
・団員である従業員が勤務中に消防団出動や訓練参加することへの配慮
・災害・訓練時などの事業所が所有している重機、防災資機材などの消防団への提供
認定事業所一覧:
・株式会社小野中村
・株式会社MYS
・旭電設工業株式会社
・高山電業株式会社
◆『誇りと郷土愛を持つ』消防団員募集中!
近年、消防団員数は減少傾向にあるため、市は将来の担い手となる若い団員を募集しています。
市民の安全・安心を守るため、消防団への入団を希望する方は、連絡ください。
※行事や式典などでラッパ吹奏を行うラッパ隊も募集しています。(吹奏楽などの経験者大歓迎!)
入団条件:次の要件を全てを満たす方
・本市に居住する方
・年齢満18歳以上の方
・心身ともに健康な方
消防団員の処遇:
・年額報酬…階級に応じた報酬が支給されます。
(例)階級/団員…年額36,500円
・出動手当…災害および訓練などのために出動した場合に支給されます。
(例)災害出動…日給8,000円、訓練出動…日給4,000円
※活動時間によって変わります。
※年額報酬および出勤手当は、団員個人口座に直接振り込み。
そのほか、公務災害補償や被服の貸与などもあります。詳細は問い合わせください。
市消防団は、安全・安心なまち相馬市を目指して、これからも活動していきます。
今後も、ご協力をよろしくお願いします。
問い合わせ先:地域防災対策室
【電話】37-2121
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