市は条例に基づき、毎年6月と12月に財政公表を行っています。今回は令和4年度の決算と、令和5年度の9月末現在の予算執行状況をお知らせします。
■一般会計決算
令和4年度の一般会計決算額は、歳入259億7,375万円(対前年度比13.42%の増)に対し、歳出238億1,364万円(対前年度比10.21%の増)となり、歳入歳出の差引は21億6,011万円となりました。
令和4年度は、小泉川ポンプ場の長寿命化や令和4年3月福島県沖地震による災害復旧のため、歳入では地方交付税や国庫支出金が、歳出(性質別)では普通建設事業費や災害復旧事業費が増額となっています。
また、新型コロナウイルス感染症対応の関連経費については減額となっています。
※表示単位未満四捨五入の関係で、積み上げと合計、構成比が一致しない場合があります。
◇市民1人当たりに換算すると
市税:16万554円
サービス額:71万3,945円
(令和5年1月1日現在人口:33,355人で計算)
総務費:窓口サービスや地域のために…5万7,601円
民生費:社会福祉のために…19万7,043円
衛生費:感染症予防やごみ処理のために…6万1,497円
農林水産業費:農林水産業の振興のために…2万8,013円
土木費:道路・市営住宅などの整備のために…8万465円
教育費:学校教育や文化・スポーツ振興のために…6万635円
公債費:市の借入金の返済のために…5万4,839円
そのほか(議会費、商工費、災害復旧費など)…17万3,852円
◇市の一般会計を家計月額40万円(年収480万円)に例えると…
市の予算と家庭では使い道が違うため、単純な比較はできませんが、〔収入〕においては、自分で稼いだ収入が少ないため、国や県からの補助金に頼ったり、貯金の取り崩しをしたりして、対応している状況です。〔支出〕は、令和元年度から立て続けに発生した自然災害により、借金の返済費用や災害復旧費が多くなりました。
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