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特集 自ら進んで学ぶ!「家庭学習の手引き」

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福島県相馬市

自ら進んで学ぶ!「家庭学習の手引き」

市教育委員会および相馬市学力向上対策協議会、学力向上推進会議は、児童生徒の自主的な家庭学習の推進を目的に、「令和6年度相馬市小・中学生家庭学習の手引き」と「相馬市家庭学習の手引き保護者版」を作成しました。

■家庭学習の手引きとは…
「自ら進んで学ぶ」ためには、学校での学習はもとより、日々の家庭学習の継続も大きく影響します。
家庭学習を通して、「自己マネジメント力」を育む機会とするため、これまで各学校で取り組んできた家庭学習のノウハウや家庭学習アンケートの結果を踏まえて作成したのが、相馬市版の「家庭学習の手引き」です。

■子どもたちの家庭学習の状況
市教育委員会は、令和5年7月に家庭学習の実態調査アンケートを実施しました。同アンケートの結果から、日々の家庭学習の時間、家庭学習中の気持ち、つまづきなどの小・中学生の実態や保護者の考えが見えてきました。
同アンケート結果は次のとおりです。

■アンケート結果
○家庭学習の実態
・中学生は多くの生徒が平日50分以上家庭で学習しているが、少数ながら「全く学習しない」生徒がいる。また、土・日曜日は「全く学習しない」中学生が平日よりも増えている。
・小学校低学年は「楽しい」「よくわかる」「もっとやりたくなる」など前向きな気持ちで家庭学習に取り組んでいる。
・小学生は「授業の役に立つ」「よくできるようになった気がする」など自己肯定感の高まった児童が多い。
・「楽しくない」「よくわからない」「できるようになった気がしない」「やりたくなくなる」といった否定的な回答は中学生に多く見られ、学年が上がるにつれ多くなる傾向がある。

○アンケート概要
回答者数:4,116人
小学生:1,702人
中学生:818人
保護者:1,454人
教員:142人
回答率:約90パーセント

○保護者の回答
・「家庭学習は不要」と考えている保護者は少ない。
・「学校は、一人一人に合う方法や上手なやり方を教えてほしい」「学校は、点検してやり方を確認したり褒めたりしてほしい」「授業と関連させてほしい」と回答した保護者の割合が高い。

■小・中学生版の4つのポイント
ここでは、実際の「家庭学習の手引き(小学校中学年)」を一部抜粋し、4つのポイントを紹介します。
※詳しくは本紙をご覧ください。

▼4つのポイント
○学習時間のめやすを掲載
発達段階ごとの学習時間を明確にして「家庭学習のやりかた」を分かりやすく載せました。

○教科書などに重点
教科書や授業をもとにした家庭学習の取り組みに重点をおいています。

○自主学習メニューを掲載
学校から出される「宿題」のほかに、自分で選んで取り組める「自主学習のメニュー」を載せました。

○ノートの書き方を掲載
自主学習に取り組む際に、より学習効率があがるノートの書き方を具体的に掲載しました。

保護者版のポイント:
・発達段階に合わせた言葉掛けの具体例を掲載
・スマートフォンなどの使用ルールの見直し

■子どもたちの将来のために
家庭学習で、自分なりの学び方を探し、習得し、自ら進んで学ぶ経験は、子どもたちの「自己マネジメント力」を育むことにもなります。それらは、思考力、判断力、表現力を高め、子どもたちの将来に資するものです。
小・中学生版および保護者版の「家庭学習の手引き」は、新学期以降に小・中学生を通して、各家庭にお届けします。
ぜひ、家庭学習に役立ててください。

問い合わせ先:学校教育課
【電話】37-2185

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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