保健福祉センターだより

10／30

■「ダニ媒介感染症予防(ばいかいかんせんしょうよぼう)について」
みなさんは、ダニ媒介感染症をご存じですか?
ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬(か)まれることによって起こる感染症のことです。ツツガムシ病やダニ媒介脳炎、日本紅斑熱等があり、北海道や九州など限局していたものが最近では広範囲になり、毎年感染者の発生が報告されています。
マダニは、春から秋にかけて活動が盛んになり、咬まれる危険性が高まります。屋外でのキャンプやハイキング、農作業や藪などに入る場合は、肌の露出を少なくすることが大事です。また、服の色はマダニを見つけやすい明るい色にし、その上から虫よけ剤をスプレーすると効果があるということです。
マダニの多くは、皮膚にしっかり口器を突き刺し長時間吸血しますが、咬まれたことに気がつかないこともあります。吸血中に気がついた場合は無理に引き抜こうとせず医療機関で処置をしてもらいましょう。
また、数週間は体調の変化に注意し、発熱などの症状が認められたら早急に診察を受けましょう。
今年の夏は例年より暑い予報が出ていますので、ダニ感染予防と、脱水症予防、熱中症予防を心がけ、暑い夏を乗り切りましょう。

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