地域包括⽀援センターだより

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■高齢者の尿漏れ・尿失禁について
尿漏れ・尿失禁とは、自身の意思とは関係なく尿が漏れてしまう状態で、高齢者によくみられる症状です。
今回は尿漏れ・尿失禁の種類と対策についてお伝えします。

《尿失禁の種類》
・腹圧性尿失禁…お腹に力が入った時に起こる尿漏れ。骨盤底筋の緩みや、尿道括約筋の弱さ等が原因。
・切迫性尿失禁…強い尿意が急に込み上げ、我慢できずに漏れてしまう。膀胱(ぼうこう)や脳、神経の何らかの障害が原因。
・機能性尿失禁…膀胱や排尿の機能は正常だが、運動機能が低下してトイレに間に合わない、認知症でトイレの場所がわからない等が原因で起こる。
・溢流(いつりゅう)性尿失禁…尿がいつもちょろちょろ漏れ出る。前立腺肥大や糖尿病、膀胱の問題が原因。

《対策》
・専門的な治療が必要な尿漏れ・尿失禁もあるため、日常生活に問題が生じた際は医師や専門家に相談しましょう。
・尿失禁用パッドやオムツを適切に使用しましょう。
・時間を決めてトイレに行く、トイレに行きやすいよう福祉用具等を使用するなど、環境を整えることも一つの方法です。
・加齢等で緩んだ骨盤底筋を鍛えましょう。

○骨盤底筋体操
(1)仰向けに寝た状態で足を肩幅に開き両膝を軽く曲げる。
(2)深呼吸しながら、肛門・尿道をゆっくり強く締めて5秒間保持して緩める。繰り返し一日50～100回行う。

問合せ：地域包括⽀援センター
【電話】0242-73-3530