内科 田部 宗玄
■高血圧症について 家庭血圧測定の勧め
暑かった夏も終わり、朝晩だいぶ涼しくなってきました。季節の変わり目、特に気温が下がるころに気になるのが、神経痛と血圧です。
医療機関で測ると高めでも、自宅では低い方もいらっしゃるでしょうか。自宅で135/85、そのほかの場所でも140/90以上になると高血圧であるといわれています。長い間血圧が高い状態でいると、血管の壁が厚くなり、硬くなる動脈硬化、心臓の壁が厚くなる心筋肥大が起こってきます。心筋梗塞や脳卒中、心臓弁膜症、心不全、腎不全などの病気を引き起こすこともあります。
あるとき血圧を測ったら、えらく高いときがありびっくりするときもあると思います。
卒中系の体の異常を表すサインかもしれませんが、特に症状がないときはその状態が長く続いているものか確認する必要があります。睡眠不足、疲労、塩分過多が続くと一時的に血圧が上昇することもあります。普段から血圧を測定していることで体の状態を把握することができます。
ただ、心配性の方はいっぺんに何回も測っても、そうは変わりません。一定期間血圧が高めでおかしいなと感じた時は、医療機関にてご相談ください。
問合せ:医療センター
【電話】0242-73-2110
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