福島県では結核予防週間に併せて、結核への関心が高まるよう、普及啓発事業を行っております。
■結核は過去の病気ではありません
福島県内では、令和5年に123名の方が新たに結核と診断されています。
会津管内では、令和5年に14名の方が新たに結核と診断され、そのうち、65%近くが65歳以上の方です。
結核は、結核菌によって主に肺に炎症が起こる病気です。結核が進行すると、自分が結核だと気づかずに周りの人々にうつしてしまうことがあります。
早期発見・早期治療により治すことができますので、結核に関心を持ち、正しい知識を身につけましょう。
■こんな時はすぐに病院へ! -重症になる前に早期に受診しましょう-
・長引く咳(2週間以上)
・タンが出る
・長引く(体の)だるさ
・長引く微熱
・胸の痛み
・急に体重が減る
■発見されにくい高齢者の結核 ~65歳以上の方は、結核の健康診断を受診する義務があります~
年に1回胸部レントゲン検査を受けましょう。
また、健診等で胸部レントゲン検査の精密検査が必要となった場合は、自覚症状がない場合でも、必ず受診しましょう。
咳・タンなど目立った症状があらわれにくいのが、高齢者の結核の特徴です。
食欲がない・元気がない・体重減少・微熱などの症状しか出ない場合があります。日頃から健康状態に注意しましょう。
■生後1年までにBCGを接種しましょう
BCGは、結核に対する免疫をつけて、乳児の重症化を防ぐ予防接種です。
生後5~8か月に、必ずBCGを接種しましょう。
問合せ:保健福祉センター
【電話】0242-73-3101
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