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福島県福島市

■第57回「若い力」
若芽吹く春。春には新しい力が生まれます。春到来の喜びは、未来への期待感でもあるのでしょう。
福島市では、昨年から、若者による三つの成人式関連イベントが行われました。
二つは、コロナ禍によって対面の成人式や式後交流を失った一昨年と昨年の新成人が、自分たちの成人式や交流の場を取り戻す取り組み。もう一つは今年の「二十歳の集い」における式後交流。
いずれも、20歳世代自らが企画・準備したばかりか、ふるさと福島市への郷土愛を育む企画を主体的に組み入れ、世代みんなで盛り立てようとする姿もみられました。なかには、資金集めなど経験のない苦労もして実現にこぎつけたイベントもあり、このような動きに、大変感激しました。
これに限らず、若者の最近の活躍は目覚ましいものがあります。
東稜高生がダンス世界一、野田小、吉井田小のマーチングは全国金賞に輝き、吾妻中の高糖度トマト研究は、ふくしま産業賞学生金賞を獲得しました。
社会活動も増えています。環境美化活動をはじめ、軽トラ市などのイベントへのテナント出店や演奏・ダンスでの参加。駅東口地下階段のデザインアートは福島学院大生に、婚姻届け時のプレゼントは福島西高生にデザインしてもらいました。
高校生フェスティバル、サッカーW杯のパブリックビューイングのように、若者の企画イベントが他世代を巻き込んでいるものもあります。
やや上の世代では、暁まいり福男福女競走、街コスといったユニークな企画を敢行したり、自ら創業している人も少なくありません。
こうした若者の動きは大変頼もしく、その力を一層引き出していきたいと思います。市では、若者の参加機会を増やしたり、イベント実施への補助を行っていますが、大切なのは、地域全体が若者の感性を尊重し、挑戦しやすくすること。若者が呼吸しやすくなることで、若い力が地域の活力となります。若い世代が定住して、持続可能な地域にもなるでしょう。
若い芽が大きく開花していくことを期待しています。

福島市長 木幡 浩(こはた ひろし)

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