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特集 地域に活力を生む 地域おこし協力隊

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福島県福島市

都市部から人口減少や高齢化などが進む地域に移住し、地域活性化の活動を行う「地域おこし協力隊」。本市では飯坂・飯野・大波・吾妻・土湯温泉町地区で5人が活躍しています。
協力隊の3人に、福島市の魅力や今後の目標などを伺いました。

・カヤックツアーなどのアクティビティの提供とアウトドア拠点となるカフェの運営
宮司君香(みやしきみか)さん(飯坂地区)2022.4~

・観光マーケティングを活用した観光地経営の実践
中風千祥(なかかぜちあき)さん(土湯温泉町地区)2023.4~

・ワイナリーを拠点に農産物などの地域資源を活用したまちづくり
土屋恵(つちやめぐみ)さん(吾妻地区)2023.4~

◆きっかけ
宮司:東京で働きながらも「自然を感じる場所に住みたい」という思いを抱いていました。カヤックツアーやカフェの業務に携わる地域おこし協力隊の活動に興味を引かれ、すぐさま視察へ。初めて訪れた飯坂町に一目惚れして移住を決断しました。

中風:大学進学の際に二本松市から千葉県に移り住みました。コロナ禍になり、故郷の福島に戻りたいと考えた時に、地域おこし協力隊の募集を知りました。私自身、土湯で結婚式を挙げた縁もあり、旅行で訪れた土湯温泉に感じた魅力が決め手になり、思い切って飛び込みました。

土屋:長らく東京で暮らしていましたが「自然豊かな所で暮らしたい」と考え、偶然見つけた地域おこし協力隊の見学会に参加しました。花や果物など自然の恵みが豊かな福島市に魅了され、移住は即断・即決でした。

◆地域おこし協力隊の活動
宮司:昨年は、カヤックツアーを中心に、空いた時間にカフェで働いていました。今年になってからは、カフェを中心に働いています。また、飯坂町の湯沢通りに新店舗開業を計画しているので、今はその準備を進めています。

中風:SNSで土湯温泉町や周辺の観光情報を発信しています。今年は、写真や動画の素材を集めて来年につながるように活動しています。

土屋:ひとりよがりな活動にならないように地域の人たちと触れ合いながら、吾妻地区の魅力を発見する日々を過ごしています。

◆福島市の魅力
土屋:女性一人での移住は覚悟が必要ですが、私が抵抗なく福島市に移住できたのは「人が優しいから」だと思います。あとは、自然豊かでありながら、新幹線が通っていて都心からもアクセスがしやすい点も移住には最適ですね。

中風:東京から1時間30分でアクセスできるのは便利ですね。

土屋:温泉や果物、美味しいごはんなど、地域資源がたくさんあるのも福島市の魅力だと思います。

宮司:同じ市内でも、それぞれの地区の特徴や違った雰囲気を味わえるのは魅力的ですね。市内だけでたくさんの観光要素を味わえるのはすごいことだと思います。

◆今後の目標
宮司:新店舗開業をきっかけに、シャッター通りになっている湯沢通りをお店で埋めたいです。例えば、今後新たに飯坂地区協力隊を募集して、その隊員と一緒に新店舗を運営しながら、新規隊員の出店サポートをすることで、飯坂地区を盛り上げていければと思います。

中風:今年は地区内のさまざまなところを訪問し、イベントに参加しながら、土湯温泉町について学びを深める年にしたいです。来年以降は地区のイベント運営にも携わって、最終的には自分自身でイベントを企画・運営できればと考えています。また、SNSでの情報発信にも力を入れて、土湯温泉を訪れてくださる方が少しでも増えたら嬉しいです。

土屋:吾妻地区は可能性を秘めた地区だと思います。地元の方は「何もない」とおっしゃいますが、たくさんの種類の果物や自然が織りなす風景はどれも魅力的です。全国に吾妻地区を知っていただき、地元の方にも改めて誇りを持っていただけるように、地区内外の方に喜んでいただけるようなコンテンツを作っていきます。

本市活性化に取り組む地域おこし協力隊へのご支援をよろしくお願いします。現在、市内各地区で協力隊の導入を検討中です。導入に興味のある地区の方はお問い合わせください。

■Interview
他にも2人の協力隊が活躍しています。

・UFOや宇宙人などのコンテンツを活用した情報発信
近野哲(こんのてつ)さん(飯野地区)2022.12~
セカンドキャリアは、故郷である福島市に貢献したいと考え、移住を決めました。
飯野町の魅力であるUFOや宇宙人を軸にした、飯野地区「ならでは」の観光資源の開発と飯野地区「らしさ」の全国への発信を目指します。

・古民家カフェの運営
大澤隼人(おおさわはやと)さん(大波地区)2022.12~
市内中心地に近いながらも美しい景観・田園風景が広がる大波地区に魅力を感じたため移住を決めました。
今後は、開業したカフェの安定した運営と、地域の方の交流拠点としてのスペース整備や、大波地区の魅力発信の強化を実現させることを目標に頑張ります。

問合せ:地域共創課
【電話】525-3731

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