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We Love♥ふくしま!

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福島県福島市

■第62回「トップセールスからの新展開」
この夏も、各地でくだもののトップセールス。視点が異なる方々とのやり取りから、たくさんの気づきやアイデアが生まれます。
青果市場からはお盆頃に桃の供給が求められる一方、有名高級くだもの店は、お中元シーズンに主力商品の投入が必要といいます。
同店からは、消費者は色々な種類を食べたいし、小家族化しているので、複数品種の詰め合わせが喜ばれること、くだものを買わない若い世代でもスイーツは積極的に消費すること、ブランド化するには希少性が大事であることなど、消費動向も教えていただきました。
この夏、販売促進員が桃のピンバッジをしてPRしましたが、ピンバッジを買いたいという方が結構いたのは驚きでした。私たちは、市場動向に適応していくことが大切です。
時期の課題に関しては、温暖化に対応して、求められる時期に出荷できる人気品種の栽培拡大や、新品種の開発を進める必要があります。
今年、詰め合わせ用の「F-BOX」という箱を開発しました。贈答用と家庭用の2種類がありますが、贈答用の箱は、大変カラフルでカワイイと好評をいただいています。私は何度も活用していますが、さまざまな組み合わせパターンが可能ですので、実りの秋に「F-BOX」を活用してはいかがでしょうか。
くだものを使ったスイーツは、スイーツ・プレミアムやピーチ(アップル)ホリデイなどの取り組みで、市内でも、ずいぶん新商品が開発されてきました。スイーツ周遊に県外から来訪される方も多数います。スイーツ好きの私には、うれしい限りですが、満員で入店を諦めるケースも多く、くだものスイーツのお店が今後さらに増えていくことを期待しています。
新品種の開発は、公的機関だけでなく、個人で品種登録される方もいます。優れた品種は、希少価値を維持してブランド化する仕掛けを考えていきたいものです。
そして、桃のピンバッジの件。考えてみると、わらじまつりなども関連グッズが少ないですね。福島が誇りとするものは、消費者ニーズを把握しながら、関連商品を製作・販売し、認知度と経済効果を高めていきたいと思います。

福島市長 木幡浩(こはたひろし)

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