◆「乳がんサバイバー」の体験談
7月28日(日)に、ウクレレの音色やフラを楽しみながら乳がんを考える啓発イベント「ピンクALOHA(アロハ)ウクレレandHULA(フラ) まちかどハワイアンコンサート」が開催されました。
イベントの実行委員会代表である志鎌(しかま)さんと、共に啓発活動に取り組む坂巻(さかまき)さんのお二人に乳がんサバイバーとしての実体験を伺いました。
乳がんサバイバー:乳がん経験者
▽発見から治療までの経過を教えてください。
志鎌:横になっている私の左胸の上で愛犬がジャンプした際、息もできないほどの激痛に襲われ、その後隠れていた乳がんの塊が胸の上部に出現しました。大きな塊が不安になり受診すると、すぐに乳がんの診断を受け、翌週には抗がん剤治療が始まりました。
坂巻:お風呂で胸元を洗った際に自分で見つけました。乳腺外科を受診したその日に細胞検査をし、2週間後の誕生日にがん宣告を受け、大変ショックでした。令和3年に手術、抗がん剤治療、放射線治療を受け、現在もホルモン治療をしています。
▽治療中の体調や思いを教えてください。
志鎌:抗がん剤の投薬後1週間は、だるさ、吐き気などが出やすく、副作用がありましたが、フラダンスのインストラクターを諦めずに治療できたこと、たくさんの方に助けられていることに感謝しています。髪も抜けたけど、生まれて初めてのベリーショートやウィッグも楽しめたと思います。
▽今の気持ちをお聞かせください。
坂巻:乳がんであることを周囲に隠さず、SNSでも告白しました。1人で抱え込まず、親切には甘えることで乗り越える力になるし、多く
の友人や家族に検査や保険について伝えることができて良かったです。
◆みなさんへメッセージ
志鎌:乳がんの好発年齢がフラを楽しむ年代と重なること、フラ仲間に乳がん経験者が多いことに気付き啓発活動を始めました。がんと聞くと怖いですが、医学は日々進歩しています。乳がんは早期治療で完治率の高いがんです。みんなで生き抜いて人生を楽しみましょう。
坂巻:もし、がんなら早期発見に越したことはありません。病気が見つかること自体が怖いという話も聞きますが、知らないから怖いのだと思います。
知ってしまえば、あっという間に肝が据わりますから大丈夫!そして、自分が思う以上にあなたは必要とされているし、力になってくれる人や制度もあるので安心してください。
・坂巻 京子(さかまききょうこ)さん
・志鎌 眞由美(しかままゆみ)さん
(ピンクリボンキャンペーン主催「ピンクアロハ実行委員会」代表)
■福島市健康セミナー 要予約 無料
日時:10月20日(日)午前10時~11時30分
会場:保健福祉センター5階大会議室
内容:
(1)知っておきたい乳がんのこと
講師:福島県立医科大学 乳腺外科学講座 主任教授 大竹 徹(おおたけとおる)先生
(2)乳がんセルフチェックについて学ぼう
講師:大原綜合病院 乳がん看護認定看護師 鹿目 明子(かのめあきこ)さん
申し込み方法:
(1)オンライン申請
※二次元コードは本紙P.3をご覧ください。
(2)電話
保健所健康づくり推進課
【電話】525-7680
■マンモグラフィーサンデー 要予約
認定NPO法人Jジェイポッシュ.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)では、10月の第3日曜日に全国どこでも乳がん検診が受診できる「マンモグラフィーサンデー」に取り組んでいます。
日時:10月20日(日)午前9時~正午
実施医療機関:君島乳腺クリニック(松浪町2-8)
申し込み方法:医療機関へ電話
【電話】528-8511
※市民検診の受診券がある場合、福島市乳がん検診として受診可。
※自己負担あり。
■乳がんバス検診 要予約
県北地域の商業施設で「乳がんバス検診」を実施します。
この機会にぜひ受診を!
対象者:年度内40~69歳で偶数歳の女性(前年度未受診の奇数歳の方も可)
〈申し込み方法(事前予約制、先着順)〉
◎Web予約
QRコードから予約してください。
※二次元コードは本紙P.3をご覧ください。
受付期間:検診実施日の2週間前まで
◎電話予約
【電話】050-3647-5870
(午前9時〜午後5時土日祝日を除く)
受付期間:
・10・11月…検診電話受付は終了
・12・1月検診…11月18日(月)〜11月29日(金)
費用:
・40歳代(2方向撮影) 1,800円
・50歳以上(1方向撮影) 1,000円
※生活保護世帯、市民税非課税世帯、年度内40歳の方は無料。
実施日程
※市外の会場も申し込みできます。
※医療機関で実施中の乳がん検診(通常の市民検診)も12月末まで受診できます。
問合せ:保健所健康づくり推進課
【電話】25-7680
<この記事についてアンケートにご協力ください。>