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福島県福島市

■第70回「まちなかの記憶」
今年のゴールデンウィーク(GW)は暑かった。特に5月5日は最高33度の暑さ。日差しがきついまちなかで体調を崩す人が出ないか、気が気でありませんでした。
この日に行われていたのは「まちなかこどもの日」。「こどものえがおあふれるまち」を目指す福島市が「こどものえがお」のために企画したイベントです。
おなじみの縁日や露店、ふわふわ遊具などに加え、アンパンマンショー、バランスアスレチック、路上でのお絵かき、ミニSL、動物とのふれあい、木工やデジタルのワークショップ。さらには、赤・青のメロディーバスの無料乗車、日本一「こうくん」のご当地おむす美配布など盛りだくさんの内容。今回、秋開催からこどもの日に移し、こいのぼりも掲げて、こどもたちのための祭りに仕立てました。
4万8千人もの人が詰めかけ、こどもたちの笑顔があふれました。
このイベントの狙いは他にもあります。一つは、地域全体でこどもたちを大切にする気運を高めること。まちなかの施設やお店でも、こどもの日ならではの企画やキッズランチを用意し、風船をプレゼントしました。
もう一つは、まちなかの賑わいづくり。同様にGW開催に移行した「結・ゆい・フェスタ」といい、これまでは閑散としていたGWのまちなかが大勢の人で賑わいました。普段は休業する商店街にもお店を開けていただきました。
ただ、「今」の賑わいだけが目的ではありません。私の世代以上の人にとって、まちなかは憧れの場所。デパート屋上の遊園地で遊んだ良き思い出はいいイメージとなって刷り込まれ、まちなかへと足を向けさせるのです。今のこどもたちには、親の世代も含めて、まちなかでの楽しい思い出はあまりないと思います。こどもの頃から「まちなかは楽しいところ」とのイメージをもって、将来にわたってまちなかに来てほしいのです。
人気のロードトレインは、まちなか高原列車の名で「高原列車は行く」を流しながら走ります。明るい古関メロディーとともに、福島のまちなかの楽しい記憶、ふるさとへの郷愁につながることを願っています。
まちなかは厳しい状況が続きます。楽しい思い出が、みんなに生まれるまちなかにしていきたいものです。

福島市長 木幡 浩(こはたひろし)

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