工事費高騰などの影響を受けた東口再開発は、市議会や有識者の検討会、市民の皆さんとの意見交換を積み重ね決定した、見直し方針に沿って進めることにしました。
○市の関わり
再開発は、地権者などによる組合が実施する民間事業です。市は、この事業に市の集客・交流拠点施設を組み込んで整備し、完成後に買い取るとともに、国・県と協調して事業費を補助する予定です。
○再開発のねらい
老朽化し耐震不足であった公会堂・市民会館の移転・再整備*により駅前に人が集まる拠点をつくり、新たな人の流れをつくります。分譲マンションやオフィス、飲食店などの商業施設、立体駐車場などの民間供給と合わせて、街なか再生への起爆剤とします。
*駅前施設と市民センターで機能分担
○見直し概要
再開発のコンセプトを「にぎわい・文化・つながりが生まれる《たまご》=FUKUSHIMA EGG(フクシマエッグ)=」とし、公民連携して整備・運営していきます。全体の規模は縮小しますが、3分割して利用できる平土間型のフレキシブル・ホールは、大屋根広場や駅前通りと一体的につながり、街に開かれた施設になります。また、まちなかリビング、大屋根広場など、市民が立ち寄り利用できる空間を大幅に拡充します。
〈施設構成〉
公共棟⇒フレキシブル・ホール(最大1,500人収容)、会議室、スタジオ、まちなかリビング、大屋根広場、屋上広場など(本格的な劇場機能は見送り)
商業・事務所棟⇒飲食・物産店舗、創造的ワーク・交流スペース(交流機能が充実したインキュベーション施設、シェアオフィス)など(アパレルなどの物販やホテルは見送り)
住宅棟⇒分譲マンション100戸程度
駐車場棟⇒駐車場500台程度、駐輪場200台程度、商店など
〈事業費などの見込み〉
※設計前のため数値は参考。
全体事業費⇒550~580億円程度
市施設取得費⇒250~270億円程度
〈スケジュール〉
令和10年度内竣工、早期供用開始を目指す
東口再開発に関する特設ページを開設しました。引き続き、各地区の自治振興協議会での説明や、市施設に関するタウンミーティングなども実施していきます。
※二次元コードは本紙P.7をご覧ください。
※「施設全体と駅前通りの鳥瞰イメージ」図は、本紙P.7をご覧ください。
問合せ:市街地整備課
【電話】525-3763
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