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自治体の皆さまへ

健康がもっと楽しくなる健康コラム 第19回

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福島県西郷村

■今回のテーマ「眼底検査について知ろう編」
10月10日は目の愛護デーです。目に病気がないか調べる「眼底検査」は目の病気の早期発見のためにはとても大切な検査です。今月は、眼底検査について、ご紹介します。

◆眼底とは
目の奥の部分で、病気の早期発見につながる大事な情報がたくさん詰まっています。

◆眼底検査で何を調べるの?
目の奥の網膜や視神経の出入口、血管を直接見ることができます。眼底には、網膜・脈絡膜・視神経乳頭・硝子体・網膜血管などがあり、これらの組織は病気の影響を受けて変化が現れます。網膜血管は肉眼で確認できる唯一の血管で、全身の血管の予測をすることができます。

◆眼底検査の方法は?
検査時にまぶしさを感じることもありますが、どちらの検査方法も痛みはありません。
(1)眼底鏡とライト使用し、眼科医が直接観察する方法
(2)眼底カメラで写真を撮影し、判定にする方法
※眼科での検査では散瞳薬を使って事前に瞳孔を開いて行うものもあり、より眼底を広範囲に検査することができます。

◆見つけることができる病気
○緑内障(視神経乳頭陥凹拡大)
徐々に視野が狭くなりますが、視力は下がらず、異変に気付いた時には末期になっています。日本人の失明する原因の第1位です。眼底検査で視神経をチェックすることで発見できます。

○糖尿病網膜症
自覚症状が出にくく、見えづらいと感じる頃にはかなり進行しています。糖尿病の方は、必ず定期的な眼底検査を受けてください。

○黄斑変性
歪む、視野が欠けるなどの自覚症状が出やすいので、眼底検査とともに、「アムスラーチャート(※)」によるセルフチェックが有効です。

○網膜血管の動脈硬化・閉塞
眼底は、外から血管を直接見ることができる唯一の場所です。高血圧、糖尿病、高脂血症などは動脈硬化が起きやすく、眼底検査で全身血管の状態が予測できます。

※…目の健康状態をセルフチェックできるツールで、線がゆがむ、中心が見えない、一部が欠けるなど、片目ずつ見え方がおかしくないかチェックできます。

西郷村では、集団健(検)診の際に40~74歳の西郷村国民健康保険加入者、75歳以上の高齢者健診受診者に対して、眼底検査を実施しています。目の変化は全く自覚のないまま、ゆっくり進むこともあれば、突然起きることもあります。機会を得て、定期的に眼底検査を行い、目の健康に留意しましょう。

次回は、「健康食品を正しく使おう」です。
健康のことや人間ドックを含む健康診断の結果などで気になることがありましたら、下記までご相談ください。保健師・管理栄養士がご相談に対応します。

問合せ:健康推進課
【電話】25-1115

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