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健康がもっと楽しくなる健康コラム 第17回

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福島県西郷村

■今回のテーマ「飲み物に含まれる糖分編」
甘くて飲みやすいジュースや清涼飲料水は、水分補給として摂取する方も多いですが、スポーツドリンクや炭酸飲料、甘いコーヒーなどには驚くほどの糖分が入っていることがあります。甘い飲み物は冷たいと甘味を感じにくいため、飲み過ぎてしまう傾向にあります。成人1人あたり砂糖1日の適正量は20gまで(※)です。日常的に飲んでいると、肥満ばかりだけでなく、生活習慣病の原因となります。普段は水やお茶などの糖分を含まない飲み物で水分補給するようにしましょう。
※…BMI30以上、脂質異常症、糖尿病の方は10g以下に抑えることが望ましいです。

◆飲み物に含まれる糖分の量
炭水化物は主に糖質と食物繊維の2つが含まれますが、清涼飲料水には食物繊維はほとんど含まれていないので、「炭水化物の量=糖分の量」と考えてよいでしょう。

○例 500ミリリットルペットボトル飲料の栄養成分表示
[栄養成分表示 100ミリリットルあたり]
・エネルギー 21kcal
・たんぱく質 1.0g
・脂質 0g
・炭水化物 4.3g
・ナトリウム 16mg

上のような表示の場合は、100ミリリットルあたりに含まれる量なので500ミリリットルであれば表示の5倍にします。
4.3g×5倍=21.5g
角砂糖で約5個分の砂糖が含まれるということになります。(角砂糖1個4gで計算)
※つまり、500ミリリットルペットボトル1本飲むだけで成人1日の砂糖の適正量20gを超えてしまいます。

◆糖質ゼロ・ゼロキロカロリーなどと表示されているもの
100ミリリットルあたり糖質0.5g未満、5kcal未満であれば食品表示法の基準により、ゼロと表示できます。必ずしも糖質やカロリーが含まれていないわけではありません。これらには、砂糖の代わりにアスパルテームやスクラロースなどの人工甘味料が使用されている場合があります。人工甘味料は砂糖より甘さが強く、少量の添加で済むため低カロリーにはなりますが、常用するとインスリンの働きが鈍くなり、血糖値をコントロールする力が弱まるため、糖尿病の発症リスクが高くなり、注意が必要です。

○夏の特製ドリンク
暑い夏の水分補給に、ほんのりと甘酸っぱいオススメドリンクです。
作り方は材料を混ぜるだけです。よく冷やしてお飲みください。
[材料]
・水…200ミリリットル
・砂糖(ハチミツ)…小さじ2杯
・お酢(リンゴ酢がオススメ)…小さじ2杯
※水が冷たいと砂糖やハチミツが溶けにくいので少量のお湯(分量外)であらかじめ溶いておくと良いです。
※ハチミツを使う場合は、1歳未満の乳児には与えないでください。

次回は、効果的な水分の摂り方についてお伝えします。
健康のことや人間ドックを含む健康診断の結果などで気になることがありましたら、下記までご相談ください。保健師・管理栄養士がご相談に対応します。

問合せ:健康推進課
【電話】25-1115

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