■9月24日から30日は結核予防週間です
結核は、過去の病気ではありません。県内では、令和4年に82名の方が新たに結核を発症しています。日本では、高齢者と外国生まれの方の割合が高くなっています。
結核は、早期発見・早期治療により治すことができますので、結核に関心を持ち、正しい知識を身につけましょう。
○結核予防週間
9月24日(火)から30日(月)まで
○結核とは
結核とは、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。
結核を発病し重症化している人の咳やくしゃみのしぶきには、結核菌が含まれています。このしぶきの水分が蒸発して、結核菌だけが空気中にただよって飛び、それを周りの人が直接吸い込むことによってうつります。人にうつさないために、せきが出る時はマスクをつけましょう。
結核は、6ヶ月間毎日きちんと薬を飲めば治りますが、治療の途中で服薬をやめてしまえば治りません。それどころか菌は抵抗力をつけ、薬が全く効かない多剤耐性菌になることもあります。
○こんな時はすぐに病院へ
・長引く咳(2週間以上)
・タンが出る
・長引く体のだるさ
・長引く微熱
・胸の痛み
・急に体重が減る
○高齢者の結核
65歳以上の方は、結核の健康診断を受診する義務があります。年に1回胸部レントゲン検査を受けましょう。また、健診等で胸部レントゲン検査の精密検査が必要となった場合は、自覚症状がない場合でも、必ず受診しましょう。
咳・タンなど目立った症状があらわれにくいのが、高齢者の結核の特徴です。食欲がない・元気がない・体重減少・微熱などの症状しか出ない場合があります。日頃から健康状態に注意しましょう。
○乳児の予防接種
BCGは、結核に対する免疫をつけて、乳児の重症化を防ぐ予防接種です。生後5~8ヶ月に、必ずBCG接種を受けましょう。
問合せ:
・健康推進課(保健係)【電話】25-1115
・県南保健福祉事務所 医療薬事課 感染症予防チーム【電話】22-6405
■9月10日から16日は自殺予防週間です
9月10日(火)から16日(月)までの一週間を「自殺予防週間」としています。
○自殺予防街頭キャンペーン
・イオン白河西郷店…9月10日(火)10:30~12:00
・まるごと西郷館…9月11日(水)・12日(木) 10:30~12:00
○こころの病気は誰でもかかる可能性があります
ストレス社会を生きる現代人にとって、こころの病気はとても身近な問題で、中でも「うつ病」は自殺に傾く要因となるため注意が必要です。
うつ病は、長期にわたってストレスにさらされたり、ストレスが蓄積または急激に増加したりすることで、こころのバランスが崩れた結果、発症します。自殺に至ってしまった人の多くは、こころを苦しめる複数の問題(人間関係、病気、過労、介護、子育てなど)を同時に抱え、うつ状態を伴うこころの病気を患っていたことが分かっています。
○ひとりで悩まず早めに相談を
悩みを相談することは、自分の弱みを見せるような気がして、ためらってしまうかもしれませんが、誰かに相談し、話を聞いてもらうだけで、こころが楽になることがあります。
まずは身近な人に相談してみましょう。もし、身近な人に話しづらい時には、公的な相談窓口を利用することもできます。
○相談窓口
※土・日祝祭日、年末年始を除く
問合せ:健康推進課(保健係)
【電話】25-1115
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