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〔特集〕実はスゴい! こおりやまのモノづくり(1)

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福島県郡山市

■郡山のモノづくりを直に見る×触れることができるイベント
11.18 オープンファクトリーKORIYAMA 2023開催

インフラを作るモノ、医療現場を支えるモノ、さらにそれを作る機械を動かすモノ…。生活や社会を支えるスゴいモノが郡山で生まれている!

福島を代表する工業都市・郡山。市内には14の産業団地と、約400の製造関連企業があり、東北で第3位、県内ではいわき市に次いで第2位の規模(※)を誇ります。
(※)…2022年製造品出荷額による順位
ところで工場は数多くあれど、どんな技術でどんなモノを作っているのか、皆さん知っていますか?それを知るきっかけになる「オープンファクトリーKORIYAMA」が11月に開催されます。そこで、今回の特集では郡山市のモノづくりに注目。オープンファクトリーKORIYAMA2023実行委員長の渡辺さんに、郡山の製造業や、イベントへの思いなどを伺いました。

Q:オープンファクトリーを開催するきっかけは?
A:「現場に光を当てたい」という思いから。
郡山市には100年以上続く工場もあれば、精巧な金属や木材を加工する工場、世界シェアNo.1の分析装置を作る工場もあります。ですが、大きな特徴は「下請企業が多く自社製品を持っている工場が少ない」こと。高い技術を持っているのに、一般の方の目に触れる機会が少ないため、後継者不足や、ビジネスチャンスを奪うことにもつながってしまいます。そのため、郡山のモノづくりを多くの方に知ってもらうと同時に、現場の職人たちにも〝自分たちはスゴいモノを作っているんだ〟と自信を持ってもらいたいと思い、開催に至りました。

Q:モノづくりの魅力とは何ですか?
A:世界を変えていける可能性がある!
例えば、スマートフォンの登場で人々の生活はガラッと変わりました。モノづくりはアイデア次第で世界を変える可能性を持っています。製造業の99%以上が、いわゆる町工場と呼ばれる中小企業が占めていますが、小回りが利き、何にでも挑戦できる環境があるとも言えます。今、私の会社では4つの企業と一緒に障がい者向けの製品開発を進めています。それぞれの技術を掛け合わせることで、今までに無い機能や価値を提供できると期待しています。

Q:今と昔で工場の環境は変わりましたか?
A:3K(=きつい、汚い、危険)のイメージはもう古い!
私の工場に見学やインターンに来る子どもたちがそろって言うのは「イメージと違ってキレイ」ということ。ドラマなどの影響が強いのか、煙やホコリの中で、真っ黒になりながら働くイメージを持たれているんですよね。工場では整理整頓は当たり前ですし、女性が活躍する工場も多い。現在はCO2排出削減や、廃材を再利用して資源を循環させるサーキュラーエコノミーに取り組むなど、SDGsを掲げている工場も多いです。

Q:オープンファクトリーへの思いを聞かせて下さい。
A:郡山のスゴいモノづくりを、体感してほしい!
昨年の開催は、現場の職人たちにもとても良い刺激になりました。今年は参加企業も増えて、工場見学やワークショップ、マルシェ、トークセッションなどさまざまな企画を用意しています。郡山のモノづくりを知ってもらうことは「現場にとって製品や技術に自信が持てる」、「新しいつながりが生まれる」など、地域創生にもつながっていくはずです。

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