■ひとまちストーリー
心に響くハーモニーを身近に楽しむ 郡山室内楽興会
◇令和5年度「まちづくりハーモニー賞」市民活動実践部門受賞
音楽を楽しんでもらうため、郡山公会堂を中心にソロや室内楽(室内で行う少人数の演奏)などの活動を続けている同会。代表の武田洋之さんに活動への思いを伺いました。
◇活動のきっかけは?
オーケストラや吹奏楽といった大きい規模の演奏会は市内で行われるものの、ソロや少人数で演奏する室内楽を聴ける機会はあまり多くありませんでした。そんな室内楽を、もっと市民の身近なものにしたいと、サクソフォン、フルート、クラリネットといった管楽器奏者が集結。今から32年前に郡山室内楽興会を結成し、活動をスタートしました。
◇どのような活動ですか?
年に3~4回ほど、「日曜夕べのリサイタル」を無料で開催しています。演奏会はメンバーだけでなく、開催ごとに他の音楽団体の方や演奏家にも出演いただき、ソロ演奏なども取り入れバリエーション豊かな演奏をしています。古典音楽だけでなく、世代を問わず多くの方に耳なじみのある曲を取り入れることで、観客と演奏家が一緒に楽しめる工夫もしています。
ソロや少人数での演奏はとても緊張しますし、難しいです。一方で、観客へ楽器が持つ本来の音色やハーモニーをありのまま届けられる魅力もあり、自らの演奏に磨きをかけることにもつながっています。
◇やりがいは?
コンサート終了後のアンケートで、「演奏に感動した」「次回の演奏も楽しみにしています」などの温かい応援メッセージや、私たちの演奏を楽しみにしてくれている言葉を数多くいただいた時は、演奏への自信につながりました。私たちが奏でる音楽を通して観客の心に響く演奏ができたんだなと、とても胸が熱くなりましたね。
◇今後は?
来年、日曜夕べのリサイタルは100回の節目を迎えます。今後も、多くの方が楽しめるよう、より心に響く演奏を目指すことはもちろん、プログラムも工夫していきます。
また、多彩なジャンルのゲストをお招きし、演奏家の際立つ個性を味わえる演奏会を創っていきたいです。
問合せ:同会(武田)
【電話】090-1062-0900
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