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郡山市のお財布事情は? 令和5年度決算報告 地方公会計制度

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福島県郡山市

令和5年度決算に基づく各種指標は、健全な財政運営を示しています。また、企業会計の手法である複式簿記・発生主義を取り入れた地方公会計制度による財務諸表を紹介します。

・一般会計と特別会計
一般会計…市の一般的な事業(福祉や道路整備など)を行う会計
特別会計…国民健康保険などの市で特定の事業を行う場合に、一般会計と区別して行う会計

(1)一般会計
実質収支は67億9,165万円の黒字
※実質収支=歳入ー歳出ー翌年度に繰り越すべき財源
※歳入と歳出の差引額 78億3,308万円
※翌年度に繰り越すべき財源 10億4,143万円

歳入:1,491億4,023万円
〔歳入の主なもの〕
・市民の皆さんが納めた市税
・原油価格・物価高騰対策などの財源の一部を国や県が負担した国・県支出金
・地方交付税

歳出:1,413億715万円
〔歳出の主なもの〕
・高齢者福祉、保育所運営などの福祉に使われた民生費
・情報システムやマイナンバーカード事務などに使われた総務費
・学校給食費全額公費負担などの教育費

前年度から55億5,695万円(▲3.8%)減少
〔主な減少要因〕
・河内埋立処分場埋立地拡張事業費の減少
・富久山クリーンセンター長寿命化事業費の減少など

※各表で表示単位未満の端数調整をしていないため、内訳の計と一致しないことがあります。

(2)特別会計
実質収支は18億5,326万円の黒字
※翌年度に繰り越すべき財源 7億1,755万円
※水道事業などの公営企業会計を除く

(3)決算に基づく財政健全化判断比率等
いずれの指標も「早期健全化基準」を下回ることが良好とされており、令和5年度は全ての指標で基準を下回りました。
※赤字額がない、数値がマイナスとなるなど比率が算定されないものは「—」と表示

(4)市民1人当たりに使われたお金は?
※令和6年3月31日現在の住民基本台帳人口(313,467人)で計算
総額:450,787円
民生費…168,156円
総務費…63,475円
土木費…56,919円
教育費…50,678円
衛生費…35,234円
公債費…25,497円
その他(商工費など)…50,828円

(5)消費税率引き上げに伴う社会保障経費への対応
令和5年度決算における消費税率引き上げによる増収分(47億305万円)は社会保障施策に要する経費に充てるものとされており、この財源は主に下表の事業の一部に使われています。

■地方公会計制度で見てみよう!バランスシート(各会計合計)
地方公会計制度のメリット
(1)全ての資産・負債の状況を把握できる
(2)減価償却費を計上することで資産の現在価値が分かる
(3)行政運営の結果を分かりやすく報告できる
(4)施設の状況が把握でき、改修計画など政策立案に活用できる

◇健全な財務体質

・資産の部
流動資産…390億4,058万円
固定資産…6,781億7,924万円
合計7,172億1,982万円

・負債の部
流動負債…142億6,680万円
固定負債…1,095億6,758万円
合計1,238億3,438万円

・市民1人当たりに換算すると…

市では、事業別の財務諸表も作成しており、事業分析や今後の政策立案に活用し、EBPM(※)を推進しています。
※Evidence Based Policy Making…証拠に基づく政策立案

問合せ:財政課
【電話】924-2071

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