■ひとまちストーリー
原動力は「人の役に立ちたい」という思い!
学校法人郡山学院
ケイセンビジネス公務員カレッジ/郡山学院高等専修学校
◇令和5年度「まちづくりハーモニー賞」市民活動実践部門受賞
学生や教職員が献血活動や環境美化活動、防災士育成などに取り組み、学校全体で地域に貢献している同学院。理事長の岡部さんに活動への思いを伺いました。
○活動のきっかけは?
30年ほど前、郡山市の献血率が県内で最下位であることを知り、学生に呼び掛けて献血協力を始め、現在も続く学校行事になりました。また、自分も周りも気持ちよく過ごせる地域にしたいと、学校周辺の美化活動も長年継続しています。
○どのような活動ですか?
定期的に校内で献血活動を行うほか、啓発キャンペーンにも参加し、街頭で学生自ら助け合いを呼び掛けています。
また、年に数回、地域の清掃・雪かきや、猪苗代湖の水質改善のため、市民団体などと一緒にヒシ刈りなども行っています。重労働ですが、美しい環境を未来につなぐため、皆で力を合わせています。
さらに、災害が多く発生している近年は、防災活動にも積極的に取り組んでいます。ケイセンビジネス公務員カレッジでは、防災士資格の取得をカリキュラムに位置付け、防災知識を学ぶほか、避難時の適切な誘導やAEDによる救助活動なども習得します。これまでに学生・教職員を含め170人以上が防災士資格を取得しました。同校は洪水時の市避難所に指定されているので、万一の時にも地域の防災リーダーとして率先して活動できるよう、学校全体で備えています。人を助け人の役に立ちたいという思いが私たちの活動の原動力です。
○やりがいは?
なんと言っても、活動を通して地域の方からいただく「ありがとう」という言葉ですね。
また、先日ある学生が、街で体調を崩した方にためらわずに声を掛けることができたと話してくれました。身に付けた知識や、人のために行動する意識が根付いているなと、頼もしく感じました。
○今後は?
地域の方と一緒に防災教育を行うなど、より安全安心な地域づくりをしていきたいです。そして、人の役に立つという志を大切にしながら、地域に貢献できる人づくりを今後も続けていきます。
問合せ:同学院
【電話】941-1276
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