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■持続可能なストーリー
みんなが笑顔になる環境活動を目指す!　ノボノルディスクファーマ株式会社　郡山工場

◇令和5年度　第5回「こおりやまSDGsアワード」一般部門受賞
環境負荷ゼロ戦略で循環型ビジネスを実践しているノボノルディスクファーマ株式会社郡山工場。ビジネスサポート部の石木康史さんと二瓶佳奈子さんに、活動への思いを伺いました。

◇活動のきっかけは?
弊社は、医薬品などの開発・製造を行っており、郡山工場では医薬品や注射剤の包装をしています。
当工場では以前から環境戦略を策定し、環境問題に取り組んでいます。当工場の産業廃棄物のリサイクル率は15年以上、96%で推移しています。
これまでは、産業廃棄物を焼却した時の熱エネルギーを暖房などに利用するサーマルリサイクルが中心でしたが、最近は廃棄プラスチックなどを別のプラスチック製品に産まれ変わらせるマテリアルリサイクルへの転換を行っています。

◇どのような活動ですか?
工場での廃棄物の60%を占める紙類は以前からマテリアルリサイクルをしていましたが、次に多い廃棄プラスチックに着目し、さまざまな方法でマテリアルリサイクルに取り組んでいます。
具体的には、錠剤の包装シートの廃棄物を機械で圧縮したものをリサイクル業者に引き渡し、再生アルミとして再利用できるようになりました。
また、障がい者支援事業所の方にプラスチックの分別作業をお願いし、リサイクル業者で再生可能な粒状のプラスチックにしてもらっています。その結果、昨年は約25tのプラスチック系廃棄物を原料として再生できました。

◇やりがいは?
環境問題をきっかけに始めた活動ですが、関係する全ての方々を幸せにできる活動だと感じています。作業にご協力いただいている障がい者の方からは活動について喜ばれています。工場内の不要な備品を再利用いただいている子ども食堂からの感謝の声や応援は、大きな励みになります。

◇今後は?
弊社は100%再生可能エネルギーを使用する目標を達成していますが、エネルギー、資源、廃棄物で100%循環型にすることを目指しています。
さらにこの活動を推し進めて、郡山市のSDGs推進のお役に立ちたいですね。

問合せ：同工場
【電話】959-5100